オハイオ州シンシナティという中西部で行われる大会には、フランクリン同様にシンシナティ在住のジョージ・ガーゲル、そして中西部の選手としてティム・シルビア(アイオワ州)、ステファン・ボナー(イリノイ州)、ジェイソン・ブラック(アイオワ)、フォレスト・ペッツ(オハイオ)が出場するが、岡見の相手はカナダ出身。それほど、ブーイングの対象になることはないだろう。

MMAプラネットの注目は、柔術セレブ=ダミアン・マイアのUFC初出場だ。
マイアはサンパウロ出身の29歳。ブラジリアン柔術の名門ブラザに所属し、2005年ブラジリアン柔術ワールド・カップ(コパドムンド)のメイオペサード(=ミッドヘビー級)で優勝。今年のADCC世界サブミッション・ファイティングでは88kg級で岡見を緒戦で下し、世界王者に輝いている。二枚目、知的、物静かでおしゃれ、柔術セレブの異名をとるマイア、MMA戦績は6戦6勝。昨年10月にサンパウロで行われた「スーパーチャレンジ」では、ファービオ・ネガォン、グスタボ・シム、アレッシャンドリ・カカレコらを抑え83kg級トーナメントで優勝している。打撃への適応能力が課題となるが、バックを奪う術は神技ともいわれているマイア、打撃偏重のUFCでどこまでやれるか非常に楽しみである。

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