チェルシーのFWディディエ・ドログバ獲得に興味を示していると言われるレアル・マドリーだが、スポーツ・ディレクターを務めるプレドラグ・ミヤトビッチは、攻撃陣の高齢化を理由に獲得を見送る考えを示唆した。

 ジョゼ・モウリーニョの電撃退団に不満を明らかにしているドログバは、アブラム・グラントの監督就任にも不満を表明するなど、チェルシー退団の憶測が流れていた。さらに、先週末にはレアルのベルント・シュスター監督がドログバ獲得への興味を表明しており、このコートジボワール代表FWが1月の移籍マーケットでスペイン行きを決断する可能性が高いと見られていた。

 しかしミヤトビッチSDは、ルート・ファン・ニステルローイ(31)やラウール(30)など、高齢化が進む攻撃陣に3月に30歳を迎えるドログバを加える予定はないと語った。

「ドログバはチェルシーとの契約を残している。そして、たとえ彼が退団を望んだとしても、チェルシーが手放そうとしないだろう。また、チェルシーとの関係を差し置いても、彼が間もなく30歳を迎えるという事実は考慮せざるを得ないだろうね」

 一方ミヤトビッチSDは、同じくチェルシーのMFミヒャエル・バラックについては、1月の移籍マーケットにおける獲得に意欲をみせている。

「ミヒャエル・バラックについて、我々が興味を持っているのは事実だ。現在、負傷中なのは承知しているが、それでも獲得に興味を持っている。夏のマーケットで獲得を決断しなかったのは、彼の代理人が要求する手数料が法外な額だったからだ。また、チェルシーがバラックを放出したがっているような態度を見せたことも気になってね。レアル・マドリーでは、シーズン中の補強について慎重な考えを持っている。しかし、昨年の1月に獲得した選手が、昨シーズンの優勝に大きく貢献してくれた。だから、素晴らしい選手でさえあれば、獲得に全力を注ぐ。資金は充分にあるからね」

 今夏の移籍マーケットでは、オランダ代表MFアリエン・ロッベンをレアルに放出したチェルシー。レアルのチーム事情でドログバの引き抜きは免れた格好だが、モウリーニョの退団で移籍を示唆する選手が続出中。名将の退団で揺れるイングランド屈指のスター軍団は、1月の移籍マーケットでもスペイン王者の格好のターゲットとなりそうだ。