KLabが行った携帯動画の視聴調査は、無料配信される携帯動画の浸透ぶりを明らかにした。それと同時に、まだまだ携帯動画が活用されていない一面ものぞかせ、まだまだこの分野でおもしろいことができそうだ。

KLabは、ワンセグ以外の携帯動画の視聴動向に関する調査を実施した。アンケートは、同社の携帯広告メディア「ケータイコイン」のユーザーを対象に行われ、8,141ユーザー(au:3,755人、DoCoMo:3,895人、SoftBank:491人)から回答を得た。  発表された資料によると、携帯で動画を見たことがあるユーザーは全体の92%に達している。無料で動画を見る人が全体の73%を占め、「たまに有料で見る/よく有料で見る」という人はわずか1%だった。携帯動画をどんなときに見るのかについては、ちょっとした余暇に1人で見ている人が多く、視聴時間については、「5分以下〜5分位」が半数以上(54%)。しかし、「10分以上見ることができる」と回答したユーザーも半数に上ることから、今後は携帯での視聴時間が長くなることも考えられる。

 また、PCと携帯、2つの環境での動画視聴についてたずねたところ、「PC動画も携帯動画も見ている」66%、「PC動画は見ないが携帯動画は見る」21%、「PC動画は見るけど携帯動画も見ない」8%、「PC動画も携帯動画も見ない」5%となり、PCだけで動画を視聴しているユーザーは8%と少なかい。「携帯動画を見る」87%のユーザーのうち「PC動画は見ない」21%と回答したユーザーの多くは、PCを持っていない若い年齢層と考えられる。

 よく見る携帯動画のジャンルでは男女共に多くのユーザーが「音楽」と回答。男性では2番目に多かったのは「アダルト」(39%)だが、公式サイトでのアダルトコンテンツは禁止されているため、一般サイトを利用していることがわかる。また、よく見る携帯動画サイトとしては、「モバイルGyaO」35%、「その他」27%、「ニコニコ動画モバイル」10%と一般サイトが上位に挙がり、公式/一般を問わず、そのほとんどが無料配信サービスだった。

 携帯動画サイトへのアクセス方法(複数回答)については、「携帯電話の検索サイト」65%が最も多く、「キャリアのサイト」34%を大きく上回った。KLabの過去の調査では、目的とする携帯サイトへの最初のアクセス方法として一番多い回答は「携帯電話の検索サイト」だったことも考えると、今後ますますモバイルSEOが重要視されていくことが予想される。

  また、モバイルショッピングサイトに商品の動画は必要かという質問については、動画がなくても写真だけで商品購入を決定すると答えた人は48%、モバイルショッピングにも動画が必要と感じている人は52%。モバイルショッピングと動画の組み合わせだけでなく、携帯での動画活用はまだまだ開拓の余地がありそうだ。



プレスリリース:「KLabが携帯動画の視聴に関するアンケートを実施 - KLab 〜 92%が携帯動画を視聴、携帯のみでの視聴がPCのみを上回る 〜」


MarkeZine編集部 [著]

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