悪の限りを尽くす『HELLDEMONS』の憎々しさは、場内に異様な盛り上がりを生んだ!?

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9月7日(金)新宿FACEで開催されたプロレスリング・エルドラド『ElDorado TREASURE SYNDROME』。今年6月から始まった、所属選手を4つに分けたユニット制による闘いも、ここにきて一つの節目を迎えた。

菅原拓也率いる『HELLDEMONS』は、UWA世界6人タッグ王座を獲得、団体の中心に居座る。対抗馬となるのは、大鷲透率いる『猛獣惑星』。個の実力では群を抜く近藤修司が率いる『SUKIYAKI』は、マイペースの闘いを続け、辻本恭史(“brother”YASSHI)率いる『南京FUCK'INレスリング部』は、解散の危機にある。

この日のメインイベントでは、トップの2ユニット『HELLDEMONS』vs『猛獣惑星』による5vs5イリミネーションマッチが実現するも、エルドラド川畑代表は、8月の後楽園大会で大鷲にチョークスラムで投げられた逆恨みから、『HELLDEMONS』に肩入れ。“ペナルティ”の名目で、『猛獣惑星』側のみ、2分毎に一人がリングに入れる特別ルールを設けた。

リング上では、5人全員が揃う『HELLDEMONS』に対し、『猛獣惑星』側はチームリーダーの大鷲が先陣を切るも、5vs1のシチュエーションでは分が悪く、また、『猛獣惑星』二人目として登場したベアー福田がリングに入っても形勢は変わらない。それどころか、むしろ首輪で絞めあげられ、公開リンチさながらの卑劣な手段に成す術なく劣勢が続いた。

ここで、『HELLDEMONS』のラフプレーに怒った『猛獣惑星』は、残りのKAGETORA、ヘラクレスオオ千賀、CHANGOがリングサイドに現れ一斉に抗議。当然、『HELLDEMONS』と揉み合いになると、ルールを無視して、そのまま大乱闘に雪崩れ込んだ。

至る所で繰り広げられる大乱闘に、場内は騒然。更には、バラモン兄弟が対戦相手のみならず、観客に対しても、罵声を吐き、KEN45°に至っては唾を吐く傍若無人な振る舞いは続き、これらの行為に、ヒートアップしたファンからも怒号が飛び交うなど、異様な事態となった。

しかし、『HELLDEMONS』の憎々しさに、いつしか試合の熱気は急上昇。持ち前のスピード感、テクニカルな攻防も加わり、試合終盤には館内総立ちとなる大熱戦、大盛り上がりとなった。最後は3vs1の劣勢から、バラモン兄弟を同時にリング下へと叩き出したベアーが、『HELLDEMONS』の誤爆を誘って菅原に殊勲のピンフォール勝ち。熱戦を制し、この日の主役に躍り出た。

試合後には、負けた腹いせか『HELLDEMONS』がリング上に豚足をぶちまけ、アニマル軍団(猛獣惑星)を挑発。この屈辱に怒り心頭のベアーは、次回10月4日のエルドラド新宿FACE大会で、菅原との一騎打ちを宣言した。ベアーにとっては、エルドラド四天王に並ぶ、またとないチャンス。団体内勢力図を塗り替えることはできるのか?

◆全試合結果は下記の通り
・第1試合シングルマッチ
○ミラニートコレクションa.t.
vs 青木洋介×
[7分28秒/ホルヘジャベ]

・第2試合シングルマッチ
○ビリー大柳
vs キングポコダ×
[4分52秒/ストレッチ式パイルドライバー→片エビ固め]

・第3試合タッグマッチ
○“brother”YASSHI、佐藤悠己
vs 谷嵜なおき、清水基嗣×
[13分46秒/ナイスジャマイカ]

・第4試合シングルマッチ
○近藤修司
vs ジャンピングキッド沖本×
[12分7秒/キングコングラリアット→片エビ固め]

・第5試合変則イリミネーションマッチ
【猛獣惑星】大鷲透、○ベアー福田、KAGETORA、ヘラクレスオオ千賀、CHANGO
vs 【HELLDEMONS】菅原拓也×、バラモンシュウ、バラモンケイ、Ken45°、豪
[22分35秒/ミスト誤爆→スクールボーイ]
※ベアー福田一人残りで猛獣惑星の勝利
※試合は、猛獣惑星側のみ2分毎に一人ずつリングイン(HELLDEMONSは最初から5人スタート)

◆試合スコア(ランニングタイム)
7分52秒:
シュウがCHANGOにピンフォール勝ち→CHANGOが失格

11分21秒:
HELLDEMONSが総出で大鷲にドロップキック→大鷲がオーバー・ザ・トップロープで失格

11分25秒:
大鷲の失格に、豪が喜び余ってリング下へ→豪がオーバー・ザ・トップロープで失格

16分12秒:
KENがミストのアシストを得てKAGETORAを丸め込む→KAGETORAが失格

17分58秒:
千賀がKENの痛めた腕に腕固め→KEN45°がタップアウトにより失格

18分21秒:
菅原が千賀へ十三不塔→千賀がピンフォール負けで失格

19分25秒:
ベアーがシュウ&ケイを同時に肩車で場外へ投げ落とす→シュウ&ケイがオーバー・ザ・トップロープで失格