第89回全国高校野球選手権大会は18日、11日目の試合を阪神甲子園球場において、文星芸大付(栃木)-今治西(愛媛)、智弁学園(奈良)-帝京(東東京)、新潟明訓(新潟)-大垣日大(岐阜)、広稜(広島)-聖光学院(福島)の全4試合が開催された。

[第1試合] 文星芸大付(栃木)2-6 今治西(愛媛)
 投手戦が予想された第一試合、初回は今治西・熊代、文星芸大付・佐藤共に打者を3人で抑える静かな立ち上がり。2回裏に熊代の制球が乱れる。立ち直せない熊代は3回に投球の乱れで文星芸大付に2点を献上してしまう。5回までノーヒットの好投を見せていた佐藤は6回に今治西打線に捕まってしまい同点に追い付かれる。同点で迎えた9回、今治西の熊代が自らホームランを放ち流れを変えると、この回一気に4得点をあげて文星芸大付に勝利した。

試合後、準々決勝の組み合わせ抽選が行われた。組み合わせは以下、

■12日目(8月19日)
[第1試合]佐賀北(佐賀)-帝京(東東京)
[第2試合]今治西(愛媛)-広稜(広島)
■13日目(8月20日)
[第1試合]長崎日大(長崎)-楊志館(大分)
[第2試合]常葉菊川(静岡)-大垣日大(岐阜)

[第2試合] 智弁学園(奈良)0-6 帝京(東東京)
 仙台育英から5得点を上げた智弁学園打線が沈黙した。試合は序盤にいきなり動いた。2回表、立ち上がりから調子が出ない智弁先発の内之倉に対して、この回先頭打者の杉谷が出塁すると帝京の上位打線が爆発し一気に4得点を上げた。なおも帝京は5回、6回と1点ずつ追加して6-0。投げては帝京先発の垣ヶ原が尻上がりに調子を上げ、智弁打線を完封。130〜140キロ台という球速だが球が走り凡打を量産した。
勝利した帝京は明日の第一試合で佐賀北と準決勝への切符を賭け戦う。

[第3試合] 新潟明訓(新潟)3-9 大垣日大(岐阜)
 センバツ準優勝の大垣日大が夏の高校野球初の準々決勝に進出。大垣日大エース・森田が順調な立ち上がりで新潟明訓を抑えると、1回から4回まで毎回得点を重ね、6-0と序盤で大量リード。打撃の援護もあって森田はマウンドを降り、ライトに入る。すると次第に流れは新潟明訓へ。6回表に3点を上げ尚も勢いに乗る新潟明訓を見かねてか、再度、森田がマウンドに上がり流れを断ち切る。8回裏に更に得点を重ね9-3と勝利した。
勝利した大垣日大は13日目(20日)にセンバツ王者の常葉菊川と対戦する。

[第4試合] 広稜(広島)8-2 聖光学院(福島)
 ベスト8最後の切符は広稜が手にした。試合は2回に聖光投手・佐藤が連打を浴び3点を失う。3回には聖光の背番号1を着けるエースピッチャー鈴木がマウンドに上がるも、広稜の流れは変えられず。聖光は序盤で6点差を追う苦しい展開に。その後は両校のピッチャーが安定した投球での投手戦になったが、8回表に広稜・上本がタイムリーで追加点をあげると、9回にも広稜・山下が追加点。8点差を追い上げる聖光が粘りをみせて2点を返すも、広稜の抑え・上本が宗方を打ち取り試合終了。