辛くもUFCデビュー戦で判定勝ちを収めることに成功したアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ

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7月7日(土・現地時間)カリフォルニア州サクラメントARCOアリーナで開催された『UFC73:STACKED』。

チーム・ノゲイラの文字が刻まれたショーツで出場したアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラは、1Rからスタンド、テイクダウンと優勢に試合を進める。しかし、残り時間35秒、頭を下げたところにヒーリングの左ミドルが直撃し、ノゲイラが完全にダウン状態に。必死にガードポジションに戻したノゲイラに対し、ヒーリングはなんと2度に渡りパウンドをストップし、自らスタンドへ戻り最大のチェンスを逃してしまう。

逆にノゲイラからすると、最大のピンチを逃れたことによりいきを吹き返すことに成功。2R、3Rとテイクダウンからグランド戦を支配し、ジャッジ3者が揃って29−28というスコアをつけ、辛くもUFCデビュー戦で判定勝ちを収めることに成功した。

ヒジの使い方を見ても、やはりオクタゴン+UFCルールを把握しているとは言いがたいファイトだったが、最大のピンチを乗り越え勝利したことは大きい。これからが本領発揮の場となるに違いない。

Text by 堀内 勇