第９試合 WECフェザー級タイトルマッチ／5分5R
ユライア・フェイバー vs チャンス・ファルラー

　180センチ近い長身を誇る挑戦者のファルラーは、これまでの戦績が５戦５勝。ボクシングとレスリングに秀でた選手だ。そのファルラー、サウスポーの構えから繰り出させる長いリーチを活かした右ジャブで、ユライアを組みつかせない。そして、そのまま片足タックルに入り、ユライアのお株を奪うようなリフトアップから後方への投げで、王者をキャンバスに叩きつける。

　ロールし、ケージ際によって、ケージを蹴り上げて逃げようとするユライアだったが、そのままサイドから抑え込まれる。必死にガードに戻し、片足タックルを狙うが、なかなかポジションを挽回できない王者。思いがけない苦戦を強いられる。

　リフトアップから、自らの体重をかけるように後ろへスラムをしても、まだバックコントロールを続けるファルラーだが、ここで一瞬の隙をつかれ、片足タックルからテイクダウンを奪われた。

　瞬時にバックに回った王者は、足をフックする前にしっかりとファルラーの首をチョークで絞めると、ここで挑戦者がタップアウト。攻勢に回った直後に、アッサリと一本勝ちを奪ったユライア・フェイバーが堂々の防衛勝ちを果たした。

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