リニア新幹線とは?…最速500キロ、品川―名古屋間40分
リニア中央新幹線は東京、名古屋、大阪の3大都市圏を結ぶ計画の路線だ。
超電導リニアと呼ばれる走行方式で、車両に搭載した磁石と地上のコイルの間の磁力により、車両が浮き上がって走行する。線路との摩擦がないため従来の鉄道より大幅に高速化でき、最高時速は約500キロ・メートルに達する。旧国鉄が1962年に研究を始めて以来、60年以上もの間、研究開発や技術力を磨いてきた。
開業すれば、東海道新幹線で最短1時間30分程度の品川―名古屋間は最速40分で結ばれることになる。詳細なルートは決まっていないが、三重県と奈良県を経由して新大阪まで全線開業すれば、新幹線で最短2時間20分程度の品川―新大阪は67分となる予定だ。また、1編成あたりの定員は約1000人で、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」(約1300人)に近い輸送力がある。3大都市圏をつなぐ新たな大動脈として、ビジネスや旅行の各方面で人の動きを変え、社会に新たな変革をもたらす可能性がある。
防災面でも大きな役割が期待される。リニアはルートの約8割が地中のため、風雨の影響による運休や遅延などの影響が出にくいとされる。東海道新幹線のバイパスとして東京、名古屋、大阪の3大都市圏を高速かつ安定的に結ぶ幹線鉄道を二重系化することで、南海トラフ地震などの大規模災害でも移動手段を確保し、有事でも社会活動や経済活動を停滞させない狙いもある。

