[5.23 J1百年構想リーグ EAST第18節 柏 4-2 千葉 三協F柏]

 後半40分にDF高橋壱晟のミドルシュートで、ジェフユナイテッド千葉に3-2と1点差に詰め寄られた柏レイソル。その直後に、PAすぐ外でMF瀬川祐輔が倒され、左45度の位置でFKを獲得する。ボールの前に立ったのは、レフティのDF杉岡大暉だった。左足で放たれたシュートは、壁に入った千葉の選手に当たってコースが変わると、クロスバーを直撃。その跳ね返りをDF古賀太陽が頭で押し込み、4-2。試合を決定づけた。

「あの距離だったら、コースに打てれば入ると思うので。イメージは良かったと思います」と振り返ったFKは、惜しくもクロスバーに嫌われてしまったが、「(相手に)当たってなければ入っていたと思う」と杉岡は自らのプレーを振り返る。第17節終了時で、柏の17得点のうち、PKも含めたセットプレーからは4得点となっている。

 昨季は1試合平均得点がリーグ2位タイの1.6得点だった柏は、今季は1試合平均1.0得点でEASTとWESTを通じて18位と得点力不足であることは否めない。「FKとかセットプレーで点が取れるとだいぶ楽なので。そこは自分も狙ってやっていきたい」と杉岡は力を込めた。

「僕らのブロックに対してはすごいやりやすいと思うんですよね、相手(柏)の形というのは」と千葉の高橋壱晟が試合後に語っていたように、柏は攻守で相手を上回った試合だった。杉岡は内容については評価しつつ、セットプレーから喫した1失点目と、ミドルシュートで喫した2失点目を省みる。

「今日は内容も良かったです。ただ、いい時にこそセットプレーだったり、ワンチャンスで2点目もやられてしまったり、いらない失点もあったので、そういうところもしっかり締めてやらなきゃいけない試合だったと思います」

 苦しいシーズンを強いられているなかで、90分で勝ち切っての3連勝は今季初だ。来週からはWESTグループのチームとのプレーオフラウンドの2試合が待っている(対戦相手は未定)。

「勝つことによって自信もついてきますし、勝ちにはそういう効果が確実にあると思う。あと2試合、相手は変わりますけど自信を持って挑んでいきたいですし、来年に向けていい形で終えられるようにしたいです」

 内容と結果を手にした柏が、プレーオフラウンドへ向けて弾みをつけた。

(取材・文 奥山典幸)