「からあげグランプリ」で2年連続最高賞を受賞した唐揚げ専門店「鎌あいな」の「鎌倉からあげ」=19日、鎌倉市内

 日本で一番おいしい唐揚げを決める「からあげグランプリ」の東日本しょうゆダレ部門で、神奈川県鎌倉市常盤の唐揚げ専門店「鎌あいな」が2年連続で最高賞の最高金賞を獲得した。店を営む夫婦は「これからも地域に愛される店になりたい」と意気込んでいる。

 4月に大分県内で行われたグランプリには一般部門約400店舗がエントリーし、このうち東日本しょうゆダレ部門で同店の看板メニュー「鎌倉からあげ」が頂点に輝いた。18店舗が参加した弁当部門でも次点となる金賞を獲得した。

 同店は歌川暢浩さんと貴子さん夫婦が2010年に定食店として開業。しかし、コロナ禍で窮地に陥り、23年に当時ブームになっていた唐揚げ専門店として再出発した。貴子さんは「最後の賭けのつもりだった。本当は、自分は賛成していなかった」と振り返る。

 鎌倉からあげは、多彩な調味料を使った他の人気店の味とは一線を画し、日本料理店の料理人だった暢浩さんが和食の技術を生かしてしょうゆを使ったシンプルな味付けに仕上げた。25年のグランプリ獲得をきっかけに客足も大きく伸び、地元のイベントなどにも出店するようになった。

 暢浩さんは「今年はプレッシャーもあったが、2年連続の最高賞は驚いた。シンプルな味で子どもからお年寄りまで食べてもらえるところが評価された」と笑顔で振り返った。