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 乃木坂46の3代目キャプテン梅澤美波(27)の卒業コンサートが21日、東京ドームで行われた。2018年に初めて選抜入りした「ジコチューでいこう!」など思い入れの詰まった全29曲で、9年8カ月の乃木坂としての活動を終えた。

 鳴りやまないアンコールの中、漆黒のドレス姿で登場した梅澤。これまで純白のドレスや華やかな衣装で花道を飾るメンバーは多かったが「強く見せたかったから」との思いを込めた。「私の周りには太陽みたいな人がいて、いつも照らしてくれた。でも私みたいな太陽があってもいいんじゃないかな」と梅澤なりの“まぶしさ”でソロ曲「もう一つの太陽」を独唱した。

 2代目の秋元真夏(32)からキャプテンのバトンを渡された時、オリジナルメンバーはすでにいなかった。そんな重圧を抱えながらグループを引っ張ってきた3年間。「今の私はとても強くなりました。きっと守るものができたからだと思います」としみじみ。家族、スタッフ、メンバー、ファンに感謝の思いを伝え最後は自分自身に向けてメッセージ。「あまり自分を褒めてこなかったけれど、本当にきょうまでよく頑張った。任された役目は100%で全うできた。そう自分に伝えてあげたい」と胸を張った。

 1曲目から涙があふれた。「私の乃木坂人生をぶつけます。受け止めてください」と呼びかけ、気球に乗って初のセンター曲「空扉」を歌いながら登場。目の前にはイメージカラーの青と水色のサイリウムが一面に輝き、その光景に思わず目を赤くした。「このグループからいろいろなものをもらい過ぎました。いつの時代の乃木坂も心から大好きです」と感謝の思いを伝えた。

 ライブ中、何度も涙をこらえる瞬間があった。それでもアンコールでは「ガールズルール」などアップテンポなナンバーを並べ笑顔を振りまいた。梅澤からバトンを受け取り4代目キャプテンとなる5期生の菅原咲月(20)も「全身で楽しんでいる梅さんを見てきて楽しかった。5年間一緒に過ごしてきて、きょうが一番きれいでした」と有終の美をたたえた。最後は「私はとっても幸せでした」とあいさつし、振り返ることなくステージを後にした。

 公演は毎年恒例の周年ライブとして19日から行われ、3日間で14万人を動員した。(吉澤 塁)