フォーミュラEの舞台で初披露、新生ジャガーの象徴

ジャガーは、新たなブランド戦略のもとで初の市販モデルとなる新型ラグジュアリー4ドアGT『ジャガー・タイプ01』のプロトタイプを公開した。

【画像】ジャガー新時代の第1章、タイプ01がモナコを走る! 全7枚

発表の舞台に選ばれたのは、フォーミュラEのモナコEプリ開幕前のモンテカルロ市街地サーキットで、その『タイプ01』という名称は、レースの開催に先立ち発表された。


ジャガー・タイプ01プロトタイプ    ジャガー

公開されたプロトタイプはサント・デヴォートやカジノ広場、ラ・ラスカスといったモナコの名所を駆け抜けた。

『タイプ01』プロトタイプには、ブランドの新たなデザイン言語を示す『ストライクスルー(Strikethrough)』モチーフと直線と円形を組み合わせたグラフィックがカモフラージュとして施された。

『タイプ01』は、今後のジャガーを象徴するモデルとして、デザインと技術の両面からブランド再定義の中核を担う存在であるという。

レース直系の技術を持つ電動GT

『タイプ01』の開発には、全輪駆動制御ソフトウェアや、高速スイッチングのシリコンカーバイド製インバーターなど、ジャガーTCSレーシングがフォーミュラEでサーキットで培った技術が直接投入されており、直感的なレスポンスと洗練された乗り味を両立しているという。

さらに、回生ブレーキ性能、航続距離、急速充電性能についてもサーキット由来の技術によって向上が図られている。


ジャガー・タイプ01プロトタイプ    ジャガー

ジャガー担当マネージング・ディレクターのロードン・グローバーは「『タイプ01』のビジョンを実現するため、私たちはフォーミュラEで培った専門知識やノウハウを活用するだけではなく、ジャガーTCSレーシングの競争力をエンジニアリングチームに浸透させた」と述べ、その技術的背景を強調した。

伝統の名をゼロエミッション時代へ

『タイプ01』という名称には、ジャガーの伝統と未来への意志が込められている。

『タイプ』は1951年のル・マン・ウィナーである『Cタイプ』で用いられて以来、ジャガー・ブランドの象徴として、『Eタイプ』や『Fタイプ』へと受け継がれてきた。


ジャガー・タイプ01プロトタイプ    ジャガー

一方、『0』はゼロエミッションの電動化を、『1』はジャガーの新時代の第1章を意味している。

英国で設計・開発・生産されるこの新型4ドアGTは、2026年後半の正式発表を予定しており、『イグジューバラント・モダニズム(Exuberant Modernism・活気あふれるモダニズム)』という新たな哲学のもと、今後のすべてのジャガー・モデルの礎となるという。