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北陸新幹線の福井県敦賀と新大阪の間は、今も着工に至っていません。1日も早い整備を求めて、新田知事など北陸3県の知事がきょう、東京で国土交通省や与党に要請を行いましたが、ルートをめぐっては各県の立場の違いも表れました。

北陸新幹線の整備促進に関する要請は、富山県の新田知事のほか、石川県の山野知事と福井県の石田知事が合同で行いました。

今年に入って就任した石川・福井両県の知事が、新幹線についての北陸3県合同要請に参加するのは初めてです。

石田知事
「本日はどうぞよろしくお願いします」

最初に訪れた国土交通省では、衆議院富山2区選出の自民党 上田英俊政務官らに要望書を手渡しました。

北陸新幹線の敦賀と新大阪の間は、着工に至らないままの状態が続いています。

この区間については2016年に、当時の自公政権が「小浜・京都ルート」と決めました。

しかしその後、「米原ルート」を推す声などがあがり、去年、連立政権入りした日本維新の会の提案により、「米原ルート」など8つの案について、再検討が進められています。

きょうの要請活動では、一日も早い着工実現のため今国会中に確実にルートを決定することを求めました。

そのうえで、京都で懸念されている工事による地下水への影響の不安を払うよう最善を尽くし、必要な予算を確保することなども求めました。

要請は、与党である自民党と日本維新の会、それぞれの建設推進プロジェクトチームのメンバーにも行いました。

新田知事
「現在に至るまで、着工の見送りが続いている状況にあります。これ以上伸ばすわけにはいかないと危機感を持っています。小浜・京都ルートがふさわしいのではないか」

新田知事と福井県の石田知事が、小浜・京都ルートがふさわしいと述べたのに対し、石川の山野知事は。

石川県 山野知事
「小浜ルートできちんとやってほしい。ただ課題がなかなか難しい場合には、幅広で考えていくことも必要ではないか」

石川県内で米原ルートを求める声が高まったこともあり、発言に立場の違いがみられました。

ルートについて与党は、今週金曜日に会合を開く予定だということです。