たくろう 赤木裕(左) きむらバンド(右)
©M-1グランプリ事務局
年末年始にさまざまなバラエティ番組が放送され、昨年の賞レースで活躍した芸人たちが数多く出演した。そこで、この記事では2025年に開催された賞レースのファイナリストを対象に、どの芸人が今年は大ブレイクするか、テレビ関係者の証言を基に予想してみたい。

まず、2026年のバラエティ界で、最も飛躍が期待されるのは「M-1グランプリ」の決勝進出組だろう。

◆M-1王者たくろう、現場が絶賛する「理想のコンビ仲」

中でも、王者に輝いた「たくろう」の勢いが止まらない。『第76回NHK紅白歌合戦』をはじめ、年末年始の特番や生放送に数多く出演。今、テレビ局が最も熱視線を送る彼らの魅力について、民放キー局のバラエティディレクターはこう分析する。

「たくろうの魅力はコンビ仲が良好なところ。ツッコミのきむらバンドは気が利く良識人で、ボケの赤木裕を巧みにコントロールしています。業界内では『きむらは赤木のお母さんのようだ』と言われるほど体調面までサポートしており、赤木も全幅の信頼を置いている。昨今のテレビ界では『仲の良いコンビ』が支持される傾向にあり、彼らはまさにその理想形」

また、実力面でも、すでに高い評価を得ています。

「元日の『フットンダ王決定戦2026』では、2人揃って大喜利の強さを発揮しました。トークもきむらが上手く回すため安定感があり、間違いなく大ブレイクするでしょう。すでにCMの問い合わせも急増しているようで、国民的な人気を得る日も近そうです」

たくろう以外にも、2026年の主役候補は多い。すでに安定した活躍を見せるエバースはさらなる支持を集め、女性コンビとして唯一無二の存在感を放ったヨネダ2000も、さらなる露出増が確実視されている。

◆「ポスト津田」の呼び声も。豪快キャプテンの突破力

中でも、業界内で「次にくる」と熱烈な視線を浴びているのが豪快キャプテンだ。前出のディレクターは、他のコンビと比較しながらそのポテンシャルを語る。

「今回の『M-1』ではドンデコルテが注目されたが、バラエティ番組ではクセが強すぎて若干使いづらい印象です。その点、豪快キャプテンはすでに拠点とする大阪で人気が急上昇しており、何よりロケが非常に上手いことで有名。過去には『笑神様は突然に…』(日本テレビ系)でも結果を残しており、東京の制作スタッフの間でも早くから名前が挙がっていました」

さらに、ツッコミの山下ギャンブルゴリラのキャラクターが、ブレイクの決定打になるという。

「山下はすでに東京で売れている先輩芸人たちにかわいがられる『愛され力』があり、定評のある『キレ芸』も持っています。上手くハマれば、ダイアンの津田さんのように、キレ芸を武器に一気に全国区へ駆け上がる可能性を秘めています」

M-1グランプリ」のファイナリストは順調に人気を伸ばしそうだが、「キングオブコント」の決勝進出者はどうだろう?

◆局が使いたいレインボー、業界評が高い「や団・伊藤」

ロングコートダディが優勝した昨年の「キングオブコント」だが、バラエティ番組で活躍しそうなのは、や団とレインボーだろうと民放キー局のディレクターは明かす。

「もともと人気があったレインボーは、『キングオブコント』で活躍して評価がさらに上がりました。YouTubeチャンネルも登録者が多く若者からの支持があり、若年層の視聴率が欲しい各局がレインボーを使いたがっています。ジャンボたかおはMCとしての実力も高いので、テレビ関係者の間で注目されています。

また、や団に関しては、ロングサイズ伊藤の支持が急上昇しています。ロングサイズは、昨年は『アメトーーク!』(テレビ朝日系)や『チャンスの時間』(ABEMA)など、テレビ関係者がよく見る番組で結果を残しました。2026年は仕事が増える可能性を強く感じます」