宇宙飛行士に「医療問題」、宇宙ステーション滞在の油井さんら4人、早期地球帰還へ

(CNN)米航空宇宙局(NASA)は8日、国際宇宙ステーションに滞在している宇宙飛行士1人に医療上の問題が発生したことを受け、予定を1カ月以上前倒しして4人の宇宙飛行士を地球に帰還させると発表した。
NASAはプライバシーを理由に、医療上の問題が生じた乗員の氏名も問題の詳細についても公表していない。この乗員の容体は安定しているといい、帰還中に特別な治療を受けることにはならない見通しだが、設備の整っている地上で検査を受けさせるのが最善と判断した。
帰還するのは米国人のマイク・フィンクさん、ジーナ・カードマンさん、日本人の油井亀美也さん、ロシア人のオレグ・プラトノフさんの4宇宙飛行士。予定では、この4人の帰還は早くても来月以降になるはずだった。通常であれば、交替の宇宙飛行士が到着する前に、こうした形でNASAがチームを帰還させることはない。
NASAのジャレッド・アイザックマン長官は記者会見で、4人は「数日中」に国際宇宙ステーションを離れる予定だと説明した。
NASAが乗員の「医療上の懸念」を発表したのは7日。これを理由に船外活動が延期されていた。
4人が離脱した後、国際宇宙ステーションに残るNASAの宇宙飛行士は、昨年11月に到着したクリス・ウィリアムズ宇宙飛行士のみになる。アイザックマン長官によると、次の4人は数週間以内にも国際宇宙ステーションに向けて出発する予定で、NASAはこの打ち上げの前倒しも検討しているという。
