画像:滋賀県総務部びわこボートレース局 プレスリリースより
2008年のM-1グランプリ王者にして、今や人気芸人として全国区となっているブラックマヨネーズの吉田敬さん。そんな吉田さんですが、実は現在は東京ではなく大阪に住まいを移し、仕事をセーブする生き方を選んでいます。そんな吉田さんの人生の指針や考え方に共感する人が急増している理由とは何でしょうか。

◆「モテない男たちの逆襲」から人生の転機へ

ブラックマヨネーズと言えば言わずと知れた人気コンビ。大阪時代から実力派漫才コンビとして知られ、特に相方の小杉竜一さんは当時の可愛らしいルックスでアイドル的な人気がありました。一方、吉田さんは「モテない」「ぶつぶつでブサイク」といったコンプレックス妬み僻みキャラが浸透していました。

その後、2005年のM-1グランプリで初の決勝進出にして見事優勝を果たし、一躍スターダムにのし上がりました。2008年に本格的に東京進出してからは東京でレギュラー番組も多数持ち、全国的に知られるようになりました。

吉田さんと言えば、同期のチュートリアル徳井さんに対して、「イケメンの徳井さんに吉田さんが噛みつく」というお決まりのパターンや、細かいところに目をつけてネチネチ文句を言うなど、コンプレックス満載の妬み僻みキャラでした。

しかし2013年には一般女性と結婚し、お子さんも誕生。M-1王者にして東京での仕事も多忙を極める中、妻も子どももいるという、まさにM-1時代のキャッチコピー「モテない男たちの逆襲」を体現していました。

◆東京から大阪へ-吉田さんのライフスタイルの変化

ブラックマヨネーズは人気も実力も兼ね備えており、このまま東京で天下を取ると思われていました。しかし、実は吉田さんが徐々に東京のレギュラー番組を手放し、2021年頃から大阪に住まいを移しました。そこからは東京に残る小杉さんとは別々ではあるものの、東京と大阪それぞれでピンやコンビの仕事をするスタイルに変わりました。

東京を離れた背景について、「東京は土地があまりにも高すぎる」「子どもの成長を見られるのは今だけだと気付いた」「大阪が好き」など、ワークライフバランスや自分の大事にしたい生活や人生を尊重したい意向があったことをさまざまな番組で語っている吉田さん。

東京の華やかな生活や名声を追うことよりも、多少は仕事や収入が減ったとしても家族との時間を大切にしたいという吉田さんの考え方と行動力には、まさに東京での生活に疲れている働き盛りの若者から共感の声が寄せられるのも当然と言えるでしょう。

相方の小杉さんとの話し合いやお互いのやりたいことを尊重した経緯など、コンビ仲の良さや吉田さんの真面目さも伺え、その生き方には以前とは違う好印象を吉田さんに抱く人が急増しています。

◆新番組『吉田と粗品と』で見せる吉田さんの本領

こうした吉田さんの人間力が全面に出ているのが、2025年10月から始まった新番組『吉田と粗品と』(読売テレビ)。同じM-1グランプリ王者の霜降り明星・粗品さんとダブルMCを務める番組で、一般視聴者のディープな悩みを直接電話で聞きながら、吉田さんと粗品さんが回答していく内容になっています。

かつてお昼の情報番組『バイキング』(フジテレビ)では、たとえば芸能人の不倫問題の際に「ゴムをつけた不倫は不倫ではない。袋に入っている飴を舐めても舐めたことにならないのと同じ」といった発言で、芸能人の不祥事や政治に関するトピックについて攻めたコメントをしていた吉田さん。

当時は切り口が独特すぎて批判を受けることも多かったものの、コメンテーターの誰もが言葉に詰まりそうな話題でも自分のキャラを活かした笑いや尖った発言で番組を盛り上げていました。