“女の武器を使っていない”『THE W』を離れM-1で勝負。ヨネダ2000に「初の女性コンビ優勝」期待が高まる理由
◆ヨネダ2000、唯一の女性コンビがM-1決勝へ
この『THE W』の裏で、間もなく放送される『M-1グランプリ2025』(テレビ朝日)の決勝の舞台に駒を進めたとある女性コンビに熱い視線が寄せられています。
その中で決勝進出2回目となるヨネダ2000は、今大会の決勝進出者の中で唯一の女性コンビです。2022年にも結成わずか3年目で決勝進出を果たし、今年は3年ぶりに返り咲きました。ヨネダ2000はボケの誠さんとツッコミの愛さんによるコンビで、2020年に結成。漫才をメインとし、突飛な設定や2人のシュールなやり取りが笑いを誘うコンビです。
正統派のしゃべくり漫才ではないものの、評価は高く、ファンも多いです。現在は劇場出演がメインでレギュラー番組は多くありませんが、子ども向け番組『天才てれびくん』(NHK Eテレ)にも不定期で出演しており、お茶の間にもじわじわと人気が浸透しています。
◆“イロモノ”から真の実力者へ急浮上
M-1だけでなくキングオブコントなど男女合わせたお笑いの賞レースで女性コンビが優勝はおろか、決勝に進出することは快挙とも言え、M-1ではこれまでに2005年にアジアン、2006年にはアマチュアの変ホ長調、2007年と2009年にはハリセンボンが決勝に進出してきました。そこからは女性コンビの決勝進出者は現れない時代が続きましたが、ヨネダ2000が2022年に13年ぶりに女性コンビがM-1ファイナリストとなったことで大きな話題に。
話題にこそなったものの、2022年当時はヨネダ2000の知名度そのものがあまりなかったことからダークホースのような存在で、M-1はいわばお披露目のような出方だったことは否めません。また奇抜でシュールなネタや2人のビジュアルインパクトもあって、どちらかと言うと「イロモノ」のように見られていた感もあります。
しかし今回の3年ぶり2回目の決勝進出を果たしたことで、真の実力者であることが証明されたことは間違いないでしょう。
『THE W』の余波が続く中、ヨネダ2000のM-1は「女性芸人の笑いはどこまで通用するのか」「面白い芸人に性別は関係ないからこそ正当な評価を」という『THE W』で粗品さんが提示し続けてきたテーマと真っ向から向き合う形となり、そこに世間が注目しているのは自然な流れでしょう。
◆立川志らくも絶賛!97点を叩き出した斬新ネタの秘密
特にヨネダ2000は、『女芸人No.1決定戦 THE W』には2021年と2022年に決勝進出を果たしましたが、2023年以降は不参加となっています。『THE W』への参加を続けなかった一方で、キングオブコントやM-1には出場を続け、今年M-1の決勝へ再び進出。この経歴を知った人々からは「女性芸人だけの賞レースには出ずに男性芸人に混ざり決勝進出は格好よすぎる」「M-1の歴史を変えるかもしれない」と高まる期待が寄せられています。
また賞レースの出場だけでなく、ネタそのものもヨネダ2000はいわゆる「女性芸人らしくない」とも言える面白さが人気の要因にもなっています。恋愛あるあるや容姿をいじるような内容ではなく、奇妙な掛け合いがクセになるよく練られた構成で、2人のユニークな人間性が出るヨネダ2000にしかできないネタばかり。

