ジェット機が突然急降下して15名が負傷。原因は超新星爆発で発生した宇宙線
超新星による宇宙線…パワーワードすぎる。
10月、アメリカの格安航空会社、ジェットブルー航空の機体が突然急降下し、乗客15名が負傷する事故が発生しました。原因を調査したところ、はるか彼方の宇宙で起きた超新星爆発による宇宙線が原因だったことが判明しました。
メキシコのカンクンから米ニュージャージー州に向かっていたエアバスA320型機は突如、激しい乱気流に見舞われました。約1,000mも急降下したものの、操縦士の懸命な努力の結果、フロリダ州タンパへの緊急着陸に成功。乗客乗員の全員が生還しましたが、うち15人は病院に搬送されました。
この件について、宇宙専門家は「遠方の超新星爆発からの宇宙線が原因だった可能性がある」と述べました。宇宙線とは、高エネルギー粒子の流れのこと。さまざまな宇宙現象によって発生し、地球にも常に降り注いでいます。
当初、エアバス社では「太陽からの宇宙線が原因」としていましたが、サリー大学の宇宙放射線専門家であるクライヴ・ダイアー氏は、太陽の放射線レベルがそれほど高くなかった点に注目。
Space.comによると、ダイアー氏は「この飛行機は、遠くの恒星が爆発したことで生まれたエネルギー粒子の流れに襲われた」と考えています。「このエネルギー粒子は、地球に到達するまでに何百万年も旅してきた可能性があります」とのこと。
同氏によると、宇宙線は0から1、または1から0のような単純なビット反転を引き起こすのだそう。そうなると、情報が混乱して不具合が起き、場合によっては電子機器やハードウェアの故障につながる恐れもあるんだとか。
この事故をうけ、エアバス社は同タイプのジェット機6,000機を運航停止にし、将来的なトラブル防止のためにソフトウェアをアップグレードしました。太陽活動は増加しているというデータもあるため、ダイアー氏は今後も多くの航空機が放射線の影響を受ける恐れがある、と警告しました。
Source: Space.com via Dailybeast

