トランプ米大統領=24日/Kylie Cooper/Reuters

(CNN)米ABCニュースとワシントン・ポスト紙、イプソスの最新世論調査で、ドナルド・トランプ大統領の不支持率がほぼ6割に達した。

トランプ氏の重要な課題への対応については大多数が不支持を表明し、67%が「この国はかなり深刻に誤った方向へそれている」と回答した。

トランプ大統領の支持率は41%、不支持率は59%で、CNNがまとめた最新世論調査の平均とほぼ同じだった。

政府機関の閉鎖には75%が懸念を示し、閉鎖が始まった初日にワシントン・ポスト紙が実施した世論調査の66%からさらに増加した。

政策課題別にみると、経済に関してトランプ大統領の支持率は37%、不支持率は62%だった。

現在のインフレに関してトランプ大統領に「大いに」あるいは「かなりの」責任があるとする回答は59%を占め、トランプ氏が大統領になって以来、自分たちの経済状況が「悪くなった」とする回答は37%と、「良くなった」の18%を大幅に上回った。

トランプ大統領に対する全般的に否定的な評価は外交政策や大統領の権限拡大などの問題にも及んだ。しかし野党民主党にとって必ずしも追い風にはなっていない。

現在の国民の懸念に対して民主党を「的外れ」とみなす回答者は68%に上り、トランプ大統領(63%)や共和党(61%)を的外れとみなす回答者より多かった。次の議会選挙に関して有権者の支持はほぼ拮抗(きっこう)している。