W-OAM typeG対応通信端末「AX530IN」

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「WX530IN」は、PHS高度化通信規格であるW-OAMをさらに高速化した「W-OAM typeG」に初めて対応したカード端末。2007年春より発売の予定。

「AX530IN」は、PHS端末としては初めてQAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)に対応する。通信速度は従来比の約1.25倍にスピードアップしており、最大512kbpsの高速データ通信が可能となる。ウィルコムが計画している基地局回線の光IP化によって、将来的には同じ端末で約800kbpsのデータ通信も可能となるという。

本製品は、電波の状態に応じて最適な変調方式をより速く自動的に選択することで、安定した通信が行える「高速適応変調方式」を採用しており、遅延速度(RTT)を大幅に改善したレスポンスの速いデータ通信が実現する。通信速度の高速化により、快適なデータ通信を実現する。

本体サイズは、54×127×10mm(アンテナ収納時)、重さは、約62g。

※「W-OAM typeG」とは、ウィルコムのPHS高度化通信規格で、電波の状態に応じてより高速な変調方式を自動的に選択できる。これまでの「W-OAM」の「8PSK」、「QPSK」、「BPSK」の3つの変調方式に加え、より高速な変調方式である「64QAM」、「32QAM」、「16QAM」にも対応している。電波状態が良好な時には、より高速な変調方式によるデータ通信が可能となり、またこれまでの「W-OAM」と同様に、電波状態が不安定な時には、安定性が高い変調方式を自動的に選択する。

ウィルコム

編集部:関口 哲司
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