XFN-ASIAによると、アジア開発銀行(ADB)の黒田東彦総裁は14日、東アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議でオブザーバーとして訪問しているフィリピン・セブ島で記者団の質問に答え、中国は今年、経済の過熱を冷ますために、急速な景気拡大を一段と抑制させる施策を講じる必要があるとの認識を示した。

  同総裁は、「中国経済の幾つかのセクターは過熱しており、政府もこの成長速度を抑えるために方針を調節している。今年の経済成長率は9.5%とされているが、さらに0.5ポイントの引き下げも可能だろう」と、持続可能な成長力を維持させるために、引き下げの余地がまだ大きくあると語った。また、人民元については「強い経済成長と貿易黒字の拡大にあわせ、通貨は強いままであるだろう」と、引き続きの元高基調を予測した。 【了】