公明・斉藤代表 自民との連立「いったん白紙」の真意説明 「そう簡単に戻るという決断では…」
自民党との連立を解消することを表明した公明党の斉藤鉄夫代表(73)が、12日放送のTBS系「サンデージャポン」(日曜前9・54)のインタビューに答え、会見で使った表現について説明した。
インタビューは11日に行われた。政治とカネ問題への取り組み方の違いなどを理由に、10日に連立を離脱すると発表した斎藤氏。聞き手の佐々木舞音アナウンサーから、あらためて経緯を聞かれると、有権者や所属議員からの声が大きかったことを明かした。
「自民党の政治とカネの問題で、公明党の支持者が説明しなきゃいけない、言い訳しなきゃいけない、そういう選挙がずっと続いていると、もう疲れた、限界だという声を多く聞いてきた」。そう説明した上で、「だからこそ、自公政権を立て直すために、この政治とカネの問題については納得できる改革案を示さなきゃいけないという思いで、連立協議をするに当たって提案したんですが、それに対しての明確なお答えがなかった」と続けた。
10日の会見では、連立について「いったん白紙」という表現を使った。これについて問われると、「いったんという言葉を使いましたが、私は公明党として大きな決断をしましたので、そう簡単にまた元に戻るという決断ではなかったと、私自身は思っています」と、決意の固さを示した。
