XFN-ASIAによると、中国の昨年の自動車販売台数は、前年比25.13%増の722万台だった。国営新華社通信が中国汽車工業協会の発表として伝えたもので、生産台数は27.32%増の728万台だった。日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した、昨年の日本の国産車と輸入車の販売台数が573万9506台だったため、中国が米国の約1655万台に次ぐ第2の市場に躍進。米国市場の半分弱まで成長した市場は数年内にも、1000万台の大台に乗せる公算だ。

  内訳は、乗用車は生産台数が32.76%増の523万台、販売台数が同30.03%増の518万台。商用車は生産台数が同15.25%増の205万台、販売台数が同14.23%増の204万台だった。販売台数トップ3は上海汽車工業、第一汽車、東風汽車の国営3社で、それぞれ122万台、117万台、93万2300台だった。ただ、これらの会社が販売した車両はほぼ、独フォルクスワーゲン、米GM(ゼネラルモーターズ)、米フォードなどのライセンス生産車だった。民間企業では30万2500台の奇瑞汽車が7位に、20万4400台の吉利汽車が10位に入った。上位10社で全販売台数の約83.9%を占めている。
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