XFN-ASIAによると、米商務省が10日に発表した昨年11月の貿易赤字額(季節調整済み)は、輸入原油価格の低下と輸出の急増を反映して、前月比1%減の582億ドル(約6兆9400億円)と、市場予想の595億ドル(約7兆0900億円)を大幅に下回った。これは、2005年7月以来、1年4カ月ぶりの低水準。

  しかし、11月の貿易赤字は縮小したものの、2006年通年の貿易赤字は5年連続で過去最高を更新する見通し。11月の貿易赤字は、年率換算7654億ドル(約91兆2400億円)のハイペースで、2005年の貿易赤字7167億ドル(約85兆4300億円)を6.8%上回っている。

  国別の貿易赤字では、特に、米国の貿易赤字の元凶として批判されている対中貿易赤字は、過去最高だった10月からは5.9%減の229億ドル(約2兆7300億円)に低下した。11月の対中貿易赤字は4カ月ぶりに縮小に転じたものの、2006年1-11月の対中貿易赤字は、2135億ドル(約2兆5500億円)で、過去最高となっている。

  11月の輸入総額は前月比0.3%増の1825億ドル(約21兆7500億円)、輸出総額は同0.9%増の1248億ドル(約14兆9000億円)だった。原油輸入額は同0.4%減の215億ドル(約2兆6000億円)だった。平均の原油輸入価格は1バレル=52.25ドルと3カ月連続で低下し、1月以来の低水準となった。【了】