Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

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(客)
「おお、すごっ」
「とれました」

ブドウ狩りというと山梨や長野を思い浮かべる方も多いと思いますが実は静岡市内でもぶどう狩りが楽しめるのです。

(客)
「とれたー」「甘い」「めちゃめちゃ甘いね」「めっちゃおいしいです」

その場で食べるのはもちろん、静岡市内の飲食店では、そのブドウが、絶品スイーツに大変身。

(客)
「みずみずしい感じがしてとてもおいしい行きたくなりましたねそのブドウ狩り」

「every.Life」は…静岡市内で楽しめる甘くておいしいブドウ狩りを調査。驚きサイズの衝撃マスカットに、うまさ倍増の絶品スイーツを紹介します。

静岡市内でブドウ狩りができるのは、新東名・新静岡インター近くにある「大塚ぶどう園」。

約3000坪もあるハウスで20種類以上ものブドウが栽培されています。代表的なものでは、静岡県で生まれた濃厚な味わいの「ピオーネ」や、皮ごと食べられる大人気の「シャインマスカット」、「マスカット」のような香りと巨峰のような爽やかな甘さが特徴の「涼香(すずか)」、大粒で皮ごと食べられる「バイオレットキング」など、ここのブドウ園だけでも驚くほど多くの種類を楽しむことができます。

(大塚ぶどう園 大塚 剛英さん)
「静岡の中でも育てられる品種を、20種類位作れれば、お客さん飽きなく、1か月半くらいブドウ狩りやれるのかなって思ってます」

「大塚ぶどう園」では、先週9月5日・金曜日から、2025年のブドウ狩りがスタートして、例年1か月半ほど楽しむことができるといいます。

ここのブドウ狩りは、なんと入園無料。取った分だけ量り売りとなります。

(市内からの客)
「初めてです すごい大きいブドウでおいしそう。楽しかった 楽しかった」

(愛知からの客)
「きょうは豊田から伊豆の旅行の途中にブドウ狩りしたいなと思って、甘い。めちゃめちゃ甘いね。瑞々しさがすごい。とれたてって感じがします。新鮮っていうか」

(磐田市からの客)
「磐田からですね。もうここのブドウはすごいおいしくて、オープンするのをずっと待ってる感じで5~6年位前に1度来て、そこからはもうとりこです。おおっ、すごっ。 とれました、うーん、めっちゃおいしいです。とれたてって感じで、甘みがあっておいしいです」

さらに、ギリギリまで完熟させて最高のタイミングで食べられるのも、店で買うのとは違うブドウ狩りならではの魅力です。

(大塚ぶどう園大 塚 剛英さん)
「こちらはね、もうちょっとしたら食べ頃になるブドウと、こちらが、今完熟になってる。普通のスーパーでは並ばないくらい本当の本当の完熟です。うちでは、これ以上糖度の高い、味の濃いブドウ作れないもんですから、ぜひ、こういう…粒はちょっと小さめですけど、味の本当に濃厚な、蜜みたいな甘さのブドウを食べていただけたらなと思っています」

そんな完熟の「シャインマスカット」を食べた人たちは…。

(愛知からの客)
「甘いです。甘いです。めちゃめちゃおいしい、めちゃくちゃおいしい」

(磐田市からの客)
「本当にすごく甘い。小粒なんですけどおいしい」

(大塚ぶどう園 大塚 剛英さん)
「この猛暑で、いつまでブドウが良い状態が保てるかって…わからないですけど、だいたい例年ですと10月の中旬くらいまではブドウ狩り続けてます」

「大塚ぶどう園」では、ブドウ狩りと直売のみで市場には出荷していませんが、静岡市内の10軒ほどの飲食店には直接卸しているといいます。

そのうちの1軒が静岡市駿河区曲金にあるカフェ「けのひ堂」。モーニングからランチ、ディナーまで1日を通して利用できる人気店です。

ここでは地元生産者の食材を積極的に仕入れていますが、この時季は「大塚ぶどう園」のブドウを使ったメニューが楽しめます。

これは「ぶどうのフレンチトースト」。キャラメリゼして焼き上げたフレンチトーストとフレッシュなブドウを濃厚なクリームやアイスと共に楽しむことができます。

(けのひ堂 渡辺 元規さん)
「ブドウとフレンチのコラボレーションじゃないんですけども、甘過ぎないようにフルーツの味も引き立つように…という感じで…』

他にも、ブドウを使ったパフェも。自家製のコーヒーゼリーにクリームチーズアイスや生クリームを重ねて、フレッシュなブドウを乗せたティラミス風の贅沢なパフェです。

(けのひ堂 渡辺 元規さん)
「結構、層に作っているので、コーヒーゼリーも自家製なんですけど、苦いので、苦みと甘みと交互に後、混ぜてもらったりとか、いろいろな…味を何回も変えられるように」

この「ぶどうのパフェ」を食べた人は…。
(客)
「みずみずしい感じがしてとてもおいしい。行きたくなりましたね、そのブドウ狩り」

「ぶどうのパフェ」はミニサイズもあり、ドリンクとのセットが人気で、さらに、プラス450円でランチのデザートとして選ぶこともできます。

(けのひ堂 渡辺 元規さん)
「ブドウだけじゃないんですけど、なるべく当店で使っている商品が静岡県産の物を主になるべく使うようにしているので、静岡を盛り上げるという意味で、静岡の地の物を普通に静岡の人に食べてもらうというコンセプトでやってます」

「大塚ぶどう園」のぶどうを使ったスイーツは9月いっぱい提供される予定です。

さらにもう1軒、静岡駅の「パルシェ」にある「ニガクナイコウチャ」でも、「大塚ぶどう園」のブドウが。

ここは清水の茶農家が経営する和紅茶の店で、静岡茶を使ったかき氷が人気ですが、この時季は今シーズンを締めくくるかき氷として大、「塚ぶどう園」の「涼香(すずか)」と「シャインマスカット」を使ったかき氷を提供しています。それが「ぶどうと和紅茶アールグレイのかき氷」。

ふんわり削った氷に「大塚ぶどう園」の「涼香」で作った自家製のシロップと、茶葉から育てて作った和紅茶のシロップを何層にもかけ、さらに、「大塚ぶどう園」の「シャインマスカット」アクセントにしたブドウの爽やかな香りと甘みが和紅茶との相性も抜群の…厳しい残暑も忘れさせてくれる、涼やかな一杯です。

(ニガクナイコウチャ 風岡 花菜さん)
「フルーツティーのかき氷版みたいな、すごく爽やかでフレッシュな味わいを楽しめるのが特徴です。この紅茶おいしいとかブドウおいしいっていうように思ってもらって、こういう農家さんもいるんだって…知ってもらえるきっかけになればいいなっていう希望も込めています」

ここのかき氷は、9月いっぱい提供される予定です。

ところで、なぜ市内の飲食店にぶどうを提供するようになったのでしょうか。

(大塚ぶどう園 大塚 剛英さん)
「僕らは今まで生産者としては生で食べてもらうのが一番いいとずっと思ってたんですけども、やはり、いろいろな料理人とか、調理があって、より輝いて見えるブドウがいっぱいあるもんですから、そういうことで、またうちのブドウも、引き立ててもらって、もう一段階、ぼくらも成長できたらと思っているものですから」

静岡で楽しめる今が旬のブドウたち。ブドウ狩りで、とれたてを…さらには、アレンジを加えたオシャレなスイーツも。いまだけの味を楽しんでみてはいかがですか。