AFX通信によると、米インターネット検索最大手グーグルは4日、中国携帯電話サービス大手チャイナ・モバイル(中国移動)に検索技術を提供すると発表した。中国移動が展開している携帯電話向けインターネット接続サービス「モンターネット」(移動夢網)および同社のポータルサイトで、動画、着メロ、エンターテインメントニュースなどの検索に利用される。金銭上の詳細は明らかにされていない。また、現在グーグルの収益の柱となっている検索広告(検索結果に関連する広告を表示するビジネス)技術は今回提供しない。

  中国のインターネット検索市場では同国の検索会社バイドゥ(百度)がシェア最大手を占め、グーグルはこれを追撃している。一方、中国移動の加入者数は、9月末時点で2億8720万人。両社提携を通じてシェア拡大を図る。 【了】

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