本人へ言いにくい!「夫や彼氏の服がダサすぎる」問題。改善してもらうコツと“さり気ない伝え方”
 みなさん、こんにちは! ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。突然ですが、みなさんはパートナーの服装に不満を持った経験はあるでしょうか。おしゃれであってほしい……とまではいかずとも、せめて清潔感のある服装や、ダサく見えない着こなしを意識してもらえたらと切に願う人も少なくありません。そこで今回は、意外と多い「パートナーの服装ダサい問題」。どのように解決すれば良いのかそのコツをご紹介いたします。

 ひとことにパートナーの服がダサいといっても、その原因は様々です。まずは、相手がどのようなタイプで結果としてダサく見えているのかを把握しましょう。

◆1. 服装にこだわりがなさすぎる無難系

 自分にファッションセンスがないということを自覚しているタイプ。一般的にはこのケースが最も多いです。多くの場合はユニクロやGUで服を買い揃えるけれど、トレンドの着こなしが分かっていないので、選んでいる服の組み合わせが絶妙にミスマッチを起こしています。

 しかし、柔軟な考えの持ち主なので、パートナーの意向に素直に従う良い一面も。「こんな服が似合いそう!」と褒めたら、すぐに取り入れてくれるのはこのタイプの人です。

◆2. 服装の方向性が独特すぎる癖強い系

 独自の世界観を持っているが、その服装が一般的なトレンドと大きく外れていてダサく見えるタイプ。服装に対する価値観が違うので、こちらの要望に応じてくれないどころかあまり服装に意見をすると関係が悪化してしまうので対応が難しいです。

 「その服は、どこで買ったの?」と質問すると意気揚々と答えてくれるのがこのタイプの特徴。彼の世界観に理解を示しながらも、一緒に新しい服装のスタイルを追求していく姿勢を見せるとうまくいきます。

◆3. 昔の流行を引きずった時代遅れ系

 ファッショントレンドをアップデートできていないタイプ。おしゃれに興味がないわけではないですが、流行りがとっくに移り変わっていることに気づかないで化石化している30〜40代に多く見られます。なかには時代遅れと分かっているけど、昔の服のテイストが好きであえて、身につけている人もいますね。

 一気にトレンドの方向性を切り替えると難色を示すので、少しずつ流行のアイテムを紹介していくことで徐々に変化が現れるように。

◆「1. 無難系」のダサ見え改善ポイント

 Tシャツやデニム、黒パンツといった基本中の基本である定番服から変えていくスタイルを提案すると良さそうです。無難系タイプの方は、おしゃれでいるよりフツーでいたい人に多く見られます。そのため、トレンドのデザインアイテムを提案しても受け入れてもらえない可能性が高いので、あえてシンプルな服装からおすすめしていきましょう。

 例えば、ジャストサイズの白Tシャツから、ボックスシルエットのゆったりTシャツに切り替える。黒パンツも細身シルエットから、タックワイドパンツに変えるなど。今っぽいシルエットの定番服に切り替えることで、テイストに変化はなくてもおしゃれに見える着こなしが実現します。

◆「2. 癖強系」のダサ見え改善ポイント

 どこにこだわりを持っているかで対処法が変わります。柄や配色が多く、重ね着もよくするタイプであれば、好みの服に合いそうなシンプルアイテムをプレゼントしてみるところからスタートしてみましょう。自分では買わないからこそプレゼントされたら着てみるかもしれません。

 シルエットにこだわりがあるタイプ(細身の服を好むなど)なら、好みのシルエットに馴染む組み合わせの服や小物を提案するのが良さそう。肌触りにこだわるタイプなら、好みの肌触りの服でトレンドのデザインのものがないかを探してみると良いですね。