XFN―ASIAによると、中国北京の調査会社である易観国際(アナリシス・インターナショナル)は、同国の検索エンジン市場について、2010年には2006年比30.3%増の45億2000万元(約690億円)に拡大するとの見通しを発表した。検索エンジンを通じた広告は今後5年間で、年率17%成長が見込めるという。背景としては検索エンジンの利用者増と検索エンジンの有用性が中小企業の間でも広く認識されるようになってきたことなどを挙げている。2008年に開催する北京五輪もスポーツや娯楽、旅行などの情報ニーズを高めることから、検索エンジンの利用増加の大きな契機になると見られている。【了】

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