このところ、髪色を巡って物議を醸していたジョージ・クルーニー。本来のグレーヘアに戻し、多くのファンを安堵させている。

今年4月からブロードウェイで上演されていた舞台版『グッドナイト&グッドラック』に出演していたジョージ・クルーニー。これはジョージが監督&出演した2005年の映画版を舞台化したもの。ジョージは今回、映画版でデヴィッド・ストラザーンが演じた実在のジャーナリスト、エドワード・R・マローを演じた。ジョージは役作りのために髪をブルネットに染めたが、これがファンには大不評。「似合わない」「気持ち悪い」と拒絶反応を示すコメントがネット上に殺到、「白髪ヘアのままで演じてもいいのでは?」「染めると却って老けて見える」と指摘する意見もあった。

このブルネットが、徐々にグレーヘアに戻ってきていることが明らかになった。この舞台でトニー賞の主演男優賞にノミネートされたジョージは、今週初めにノミニーたちのランチョンパーティーに出席した。ジョージはずっとベースボールキャップをかぶっていたが、こめかみ辺りには白髪が。ファンからは喜びの声が上がっている。

ちなみにジョージ自身も、ブルネットの髪はあまり気に入っていなかったよう。ブロードウェイには、舞台俳優たちの似顔絵が壁にずらりと飾られていることで人気のレストラン「Sardi」がある。先月、その似顔絵コレクションにジョージのものも加わった。似顔絵の自分がグレーヘアなのを見たジョージは「この髪の色がいいね。今の私の髪の色よりもずっといい」と語っていた。

ジョージの妻アマルもお気に召さなかったという。ジョージは新聞「ニューヨークタイムズ」に「妻もこの髪色が嫌いなんだ。年配の男にとって、髪を染めること以上に老けて見えることはないから」と話していた。来月初めに開催されるトニー賞の授賞式では、いつものグレーヘアに戻ったジョージが見られることを期待したい。