元妻ケイティ・ホームズとの間に生まれた娘、スリ・クルーズと疎遠になっているトム・クルーズ。新聞「サン」が入手した関係者の証言によると、2人の間にあるのは経済的な繋がりだけ。トムはスリの養育費や学費を払ってきたが、2012年から顔を合わせていないという。離婚後、インタビューやトーク番組でもスリについて語ったことはほぼ皆無。映画ファンの間からは、スリのことは「NG質問」に指定されているのだろうと推測する声も上がっている。ちなみにスリは昨年高校を卒業、秋からカーネギーメロン大学で学んでいる。18歳になったのでトムは養育費の支払い義務から解放されたが、ケイティとの離婚時の取り決めを守り、大学の学費を出しているという。

そのトムに対して、珍しくスリに関連する質問がぶつけられた。今週初めにニューヨークでトムの最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』のプレミアが開催された。レッドカーペットでエンタメサイト「E!」のインタビューに答えたが、レポーターは最後に「もうすぐ父の日ですね」と言うと「あなたにとって理想の父の日は?」と質問した。

トムは「そうだね……」と言うと沈黙。視線を遠くにやりながら首を振ると、「ただ楽しむことだね」と回答。それまで饒舌に語っていたのに、急に言葉少なになってしまった。トムにはスリの他に、ニコール・キッドマンと結婚していたときに迎えた養子、イザベラとコナーがいる。トムはスリだけでなく、イザベラにもコナーにも触れることなく、自分の映画に話を戻すと「映画を作り、大冒険して、素晴らしい時間を過ごすこと」と答えて会話を終わらせた。

トムのファンの間からは、意地悪な質問をしたレポーターに対する非難の声が上がっているが、トムを批判する人も。「答えをごまかすなんて、子どもに対して残酷」「映画作りも大冒険も、父の日には関係ない」というコメントがSNSに浮上している。トムにスリの話題は御法度。そのことが改めて明らかになったといえそう。