清宮海斗を返り討ちにしたOZAWA

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 「プロレス・ノア」(18日、後楽園ホール)

 GHCヘビー級タイトルマッチが行われ、王者OZAWA(28)が清宮海斗(28)と対戦した。23分31秒、Real Rebel(フェニックス・スプラッシュ)からの片エビ固めで沈めて5度目の防衛に成功した。

 OZAWAが因縁のリマッチで返り討ちにした。清宮を撃破して初戴冠した1月1日の日本武道館大会以来の対戦となったが、猛る挑戦者は序盤からエンジン全開で猛攻を仕掛け、場外戦やラフファイトも惜しまずに立ち向かってきたが、のらりくらりとペースを掌握。清宮のお株を奪うような高いジャンプからのダイビング・エルボーを決めると、最後はビッグベンエッジからReal Rebelを完璧に決めて3カウントを奪取した。

 「清宮、やっぱりまだまだ早いよ。清宮程度のレスラーが俺に勝てるわけないだろ。清宮海斗は今日からTEAM2000Xのパシリとして、新メンバーになります」と悪態をつき、「一抹の不安があります。もし私が王者でなくなったら、またお客様が来なくなってしまうのでは。私が革命を起こして、王者を務めることがこのノアを守ることに他ならない」と豪語。超満員となった1562人の観衆を沸かせた。

 返り討ちに遭った清宮は「完敗です」とバックステージで這いつくった。「アイツに2度も負けて(言えることは)何もない。ただ、リング上で相手をぶち殺したいってなかなかない。そんな言葉は今まで出てこなかったから、そういう意味ではアイツに感謝している。こんな感情をかき乱される相手も初めてだから」と明かした上で、「絶対に(もう一度)あいつの前に戻って、アイツをぶち殺します!」と雪辱を誓った。

 また、試合後はOZAWAが率いるユニット「TEAM2000X」からの脱退を表明したばかりの遠藤哲哉(33)が登場し、OZAWAに挑戦をアピール。すると王者は、遠藤と結託したベテラン杉浦貴(54)を呼び込み、「お前らまとめてやってやる」とサバイバル3WAYマッチをぶち上げ、驚きを誘った。