子どもは罪人？韓国の小学校の運動会の映像が物議＝ネット「謝るべき理由などないのに…」
2025年5月16日、韓国・ニューシスは「5月は全国各地の小学校で運動会が開かれるが、あるマンション団地の近くにある小学校で開会前に児童らが住民らに謝罪していたことが分かり、物議を醸している」と伝えた。
あるネット上のコミュニティーに15日、「謝罪から始まる今どきの小学校運動会」というタイトルで動画が投稿された。開始前、校庭の中央に集まった児童らが声をそろえ「申し訳ありません。今日、私たちは少し遊びます」と、運動会を行うことを謝罪している。
投稿者は「保護者は参観に来ておらず子供たちだけで、音楽を流すでもなく、マイクのボリュームもさほど大きくない。朝9時から2時間40分ほど行われた。児童は100人前後で、さほど騒がしくもなかった」と当時の状況を説明。「最近はまるで、子供を育てることが罪であるかのよう。もう少し広い心で子供たちを見守ってほしい」と伝えている。
投稿には、「マンション団地内に小学校があると評価が高くなってマンションの値段が上がる。そのくせ、小学校で何かをすれば『うるさい』と迷惑施設扱いするなんて笑える」「小学校で子供たちが遊ぶ声が騒音だなんて」「まず謝罪から始まるなんて悲しい。運動会がこれだけというのもかわいそう」「自分が子供のころは、町内にある大きな運動場を借りて運動会をして、地域住民がみんな見に来たものだよ」などのレスが付いている。
この記事にも「子供が駆け回って遊ぶ声すら騒音扱いされる時代になってしまったのか」「運動会といえば両親がお弁当を持って見に来てくれて、ござを敷いて座って食べて、みんなで子供を応援して、競技にも出たりして、大騒ぎする祭のようなものだったよ」「わびなきゃいけない理由なんて一つもないのに」「マンションからよほど苦情が来たんだろうな。自分が被害を受けることが我慢ならない人って、自分は人に迷惑をかけまくっているものだ」「利己主義のクレーマーが周りに多すぎる。そんなにうるさいのが嫌なら、独りで離れ小島にでも住みなよ」など、批判的な声が多数寄せられている。（翻訳・編集/麻江）
