昨年9月に性的人身売買などの容疑で逮捕、起訴されたディディことショーン・コムズ。今月初めにその裁判が始まった。元恋人のキャシー・ベンチュラら関係者が出廷、ディディの開催していたフリークオフこと乱交パーティーなどについて証言し、全米の注目を集めている。そんな中、10代の頃ディディと親しかったジャスティン・ビーバーが声明を発表した。当時ジャスティンはディディと2日間ずっと一緒に過ごすなど、親密に交際していた。そのため当時からファンやマスコミの間では、ジャスティンがディディの性的虐待の標的になっているのではないかと囁かれていた。ディディが逮捕されてから、その噂が再燃していた。

ジャスティンは現地時間5月15日(木)に代理人を通じて、この噂を否定。「ジャスティンはショーン・コムズの被害者には含まれていませんが、純粋に彼から被害を受けた人々がいます。この現実から焦点を逸らすことは、被害者の方々に相応しい正義から遠ざかることになります」とコメント、噂や憶測でなくディディの犯罪行為にのみ注目すべきだと示唆した。エンタメサイト「TMZ」を始めとする複数のマスコミが報じている。

ディディはジャスティンと親しかった当時、トーク番組で彼との関係について言及。ジャスティンとどこでどう遊んでいるのかは明かせないと言いつつ「15歳にとっては夢」のような体験だと仄めかしていた。さらに「これから48時間、彼は俺と一緒に過ごす。俺たちは完全にクレイジーになるんだ」とも。

ディディは、逮捕されてから一貫して容疑を否定している。ディディの弁護士は、新聞「ニューヨークポスト」に「どれほど多くの訴訟が起こされても、特に自分の名前を明かすことを拒否する個人によって提訴されたとしても、コムズが男性であれ女性であれ、成人であれ未成年であれ誰に対しても性的暴行や、性的人身売買をしたことがないという事実は変わらない」と話している。これから法廷でどのような証言が出てくるのか、陪審員たちがどのような判決を下すのか、続報を待ちたい。