スカートやワイドパンツなどのボトムと相性がいいサンダルをそれぞれ紹介する(写真 左:ベイクルーズ、右:ユナイテッドアローズ)

夏の足元を彩るサンダル。近年は暑い時期が長くなって、サンダルを履く機会が以前より多くなったのではないでしょうか。

そんなサンダルを選ぶときに気にかけたいのが、ボトムとの相性。最近はワイドパンツや長め丈のスカートなどボリュームのあるボトムが多く、バランスを取るのが難しいと感じている人も多いかもしれません。

本記事では、ボトムとの相性別に、きれいめコーディネートから休日のリラックススタイルまで活躍してくれるサンダルをご紹介します。

ワイドパンツに合わせるなら、つま先のデザインに注目

はきやすく体型カバーもかなうワイドパンツは、オフィスカジュアルの定番。センタープリーツの入ったトラディショナルなタイプのものだけでなく、夏場はサテンやレーヨンなどやわらかい素材感のものが多く出回っています。


東洋経済Style&Lifeのトップページはこちら

そんなワイドパンツですが、裾にボリューム感があるので、フルレングス(足首まで隠れるもの)だと足元があまり見えない可能性があります。

そこでおすすめしたいのが、トゥ(つま先)部分にデザインが施されたもの。

【写真を見る】LE TALONやUGGなど、今夏おすすめのサンダルを6点紹介


メタルトゥ メッシュサンダル \18,700/Au BANNISTER(写真:アバハウスインターナショナル)

こちらはローヒールのメッシュサンダル。つま先部分にメタルの装飾が施されており、ふとした瞬間に、足元からキラリと光がこぼれるデザインです。


つま先のゴールドが足元のポイントに(写真:アバハウスインターナショナル)

甲の部分はメッシュになっており、ワイドパンツに合わせても重く見えません。細いストラップのサンダルに比べて、歩きやすいという特徴も嬉しいポイントです。

次に紹介するのは、ヴィンテージのクリアサンダルから発想を得たデザイン。フロントのカーブラインとスクエアトゥで、比較的フォーマルなワイドパンツにも合わせやすい印象です。


カーヴラインメタリックサンダル \17,600/sahara(写真:MARTE)


個性的なカーブラインがのぞくのがおしゃれ見え(写真:MARTE)

レザーストラップ下のクリア素材のパーツが光を反射して輝くため、チラリと見えているだけでも存在感を放ってくれます。

膝下スカートに合わせるなら、ドレッシーな装飾付き

上品な女性らしさを演出できる膝下丈のスカート。仕事帰りのデートや会食など、おめかししたいときにはく人も多いのではないでしょうか。

そんな膝下丈スカートに合わせるサンダルは、ヒールタイプやプラットフォームなどがおすすめ。膝下を“上げ底”することで、脚長効果が生まれます。


4cmパールプラットサンダル \11,550/LE TALON (写真:ベイクルーズ)

こちらは4センチのプラットフォーム型サンダルで、ストラップにパールをあしらったデザイン。アッパーにはクッション性があり、歩きやすさも考えられた1足です。


足の甲が見えることで脚長効果が期待。パールのデザインはスカートにぴったり(写真:ベイクルーズ)

パールがついていることで、プラットフォームながら一気に上品な雰囲気に。全身を黒でまとめたドレッシーな装いにも違和感なく馴染みます。

またサンダル全体が見えるので、ストラップやヒールのデザインが凝ったものを選ぶと、足元が映えて素敵です。


メタリックヒールサンダル50 \25,300/ODETTE E ODILE(写真:ユナイテッドアローズ)

こなれた雰囲気が出るのは、本革を使用した5センチヒールのミュールサンダル。シンプルなデザインですが、ヒール部分のメタリック仕様がアクセントになっています。しかも表面に凹凸を施し、ニュアンスのある輝きが生まれるように計算されているのだとか。

甲をしっかり覆ったデザインなので、ミュール特有の脱げやすさも軽減。タイトスカートから、ボリュームのあるギャザースカートまで、どんなスカートとも合わせやすそうです。

デニムに合わせるならスポーティーな厚底で

リラックスしたい休日はやはりデニム。今年もワイドやコクーンなど太めシルエットのデニムが引き続き人気です。

そうなると、サンダルもボリュームのあるものが相性よし。スポーツサンダルの底が年々厚くなってきているのも、ボトムのトレンドと無関係ではなさそうです。


シアーチュールプラットフォームサンダル \12,980/EMMEL REFINES(写真:ユナイテッドアローズ)

こちらは「女性の共感」を大切に、時代にフィットした新しいスタイルを提案するブランド「EMMEL REFINES(エメル リファインズ)」のサンダル。スポーティーなソールに対して、繊細なシアーチュールのソールの意外性が目を引く1足です。


ワイドパンツと存在感があるソールが好相性。シアーチュールなので重すぎない(写真:ユナイテッドアローズ)

トレンドのコクーンシルエットのデニムに合わせても、スポーティーすぎず、こなれた印象に仕上がります。足の甲を覆うデザインなので、歩きやすさも抜群です。

カリフォルニア発祥の人気ブランド「UGG(アグ)」のサンダルは4.4cmの厚底タイプ。甲部分は太めの面ファスナー仕様で、足首側のストラップは光沢のある素材を使っています。


UGG ゴールデングロウサンダル \17,600/ユナイテッドアローズ グリーンレーベルリラクシング(写真:ユナイテッドアローズ)

EVA素材を使っているため、ボリュームがありながらも軽量なので、アクティブな休日にぴったり。厚底が初めてという人は、このようなナチュラルカラーを選ぶと、見た目が重くなりすぎず、コーディネートしやすいです。

新しいサンダルをせっかく買うなら、ご自身がよくはくボトムと相性の良いものを選びたいもの。合わせるポイントを参考にして、お気に入りの一足で夏を楽しんでください。

(橘川 麻実 : ライター・エディター)