KRY山口放送

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山口労働局は今年3月に大学などを卒業した学生で県内への就職が内定した人の割合が35.9%と前の年から0.3ポイント減少したと発表しました。

これは県内での就職支援や人材確保について協議する会合で山口労働局が報告したものです。

今年3月に大学や短大などを卒業した4141人のうち、就職内定率は96.4%でした。また、就職が決まった人のうち県内就職の割合は35.9%と前の年から0.3ポイント減少していて、若者の「県外流出」への対策が重要であることが確認されました。

労働局では去年、県内5つの大学に通う学生に対し就職に関するアンケートも行っていて、「県内就職で不安なこと」については「娯楽が少ない」という回答に次いで「山口県の企業をよく知らない」という回答が多くを占めたことが分かりました。

(山口労働局の担当者)
「学生からも企業をよく知らないとか、企業に出前授業を実施してほしいなどというような意見があったところ」

会合には県の担当者も出席し、若者と県内企業のつながりの創出にむけて、小学生向けの仕事体験イベントの開催や高校生と企業による探究プログラムに今年度とりくむことなどが報告されました。