現地時間4月23日（水）にニューヨークで開催された「タイム 100 サミット」に出席したヘンリー王子とメーガン妃。2021年に同誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」に選ばれ、表紙を飾ったことが招待された理由だと見られていたが、それだけではなかった。妃は実業家としてオープニングの対談に出演。同誌のCEOを務めるジェシカ・シブリーを聞き手に、Netflixの番組「ウィズ・ラブ、メーガン」の制作やライフスタイルブランド「アズ・エヴァー」のローンチ、母親としての思いを語った。一方、王子の出番はなかった。

イギリスマスコミは、王子の存在感の薄さを指摘している。そんな中、王子が妃に無視されるシーンをカメラがキャッチ、マスコミの関心をさらに煽っている。

事件が起きたのは、王子と妃がイベント会場に到着したとき。新聞「デイリーメール」によると王子は車から降りると、妃の方に手を伸ばした。いつものように手を繋いで会場に入ろうとしたと見られている。しかし妃は王子に一瞥もくれず、出迎えた女性スタッフをハグ。王子は手を引っ込めるとポケットに入れ、妃のそばに立っていた。

妃はスタッフと挨拶を終えると会場へ。王子はここで再び手を差し出したが、今回も妃は気がつかなかったよう。周辺に集まっていた人に手を振りながら建物に入っていった。王子はその後に続いていた。

この様子をボディランゲージの専門家ジョディ・ジェームスが分析、新聞「デイリーメール」に2人の関係について語っている。ジェームスはこのシーンで妃が王子をリード、王子が後ろに控えていることを指摘。「王子の行動は、先頭に立っているか、目立たないようにしているかに関係なく、ぎこちない。結婚生活において『スペア』の役割を担っているように見える。それに対してメーガン妃はもっと自信があり、夫婦関係の主役を担っているようだ」。

王室から兄のウィリアム皇太子の「スペア」としてしか扱われないことに反発し、結果として離脱することになったヘンリー王子。まさか離脱した先でも「スペア」と呼ばれるようになるとは、想像しなかったはず。