間もなく日本でも公開される映画『サブスタンス』で、演技派女優としてハリウッドにカムバックしたデミ・ムーア雑誌『ピープル』が選ぶ「世界で最も美しい人」に選ばれた。

そのインタビューで美について語ったデミ。彼女のトレードマークといえば艶やかな黒髪だけれど、グレーヘアになる心の準備は万全のよう。「白髪を受け入れている自分を想像できる?」と聞かれると「ええ、100パーセント」と答えた。白髪の女性に魅力を感じるとも。「特にロングヘアで、信じられないような素敵な白髪の女性を見ると印象的だと思う」と語っている。

デミは現在62歳。もちろん白髪はあり、「私の場合は、髪が濁って見えるような白髪が散らばって生えている感じ」と分析している。「55歳くらいから本格的にそれを染め始めた」と告白も。

デミのもう1つのトレードマークは見事に鍛え抜かれたボディ。全身整形疑惑も浮上しているけれど、体型維持のために過酷なトレーニングを続けてきたことも事実。今回のインタビューでは過去のワークアウトについても回想、「自分で自分を苦しめていた。マリブからパラマウントまで約40キロを自転車で走るとか、おかしなことをやっていた。それはすべて、自分の外見がどう見えるかということに価値を置いていたから」と話している。「今は違う。健康や長生きすること、生活の質を大切にしている点が一番の違い。自分自身に対して前よりも礼儀正しい態度を取るようになったと思う。私はとても辛辣で、以前は自分の体に敵対していた。率直に言って、自分を罰していただけだった」。

以前よりも「もっとリラックスした、調和した関係」を自分の身体と築いているというデミ。カラーリングをやめ、グレーヘアになった彼女が見られるのを楽しみにしたい。