スキンケアブランド「ヴェレダ」とコラボレーションし、自身のスキンケアライン「MinLen」をローンチすることを先月発表したスウェーデンのマデレーン王女。このラインが「個人的な取り組み」であると説明、ローンチにあたっては王室の称号である「マデレーン王女」ではなく「マドレーヌ・ベルナドッテ」という名前を使うことも明らかにしていた。称号を営利目的、つまりお金儲けには使わないという姿勢を明確にしたわけだが、それでも国民からは批判の声が。「ロイヤルとして不適切」「王族に期待する生活にふさわしくない」と反発する意見が上がっている。雑誌『ハロー!』が伝えている。

最近王女はドイツのテレビ番組「RTL ニュース」のインタビューに応じた。その中でインタビュアーからこの批判について尋ねられると、王女は「彼らの懸念や批判は理解できます」とコメント。「でも数年前に王室では大きな決断がありました。スリム化し、私の姉であるヴィクトリア王太子妃により焦点が当てられるようになりました」。王女の言葉にあるように、カール16世グスタフ国王は2019年に王室のスリム化を決行。国王とシルヴィア王妃の第2子であるカール・フィリップ王子と第3子のマデレーン王女の子どもたちを、「殿下」の称号や国費を授与される王室メンバーからは除外することを発表した。その代わり、主に公務を行うのは国王と王妃、第1子であるヴィクトリア王太子とその一家になる。

マデレーン王女曰く「だから私と兄のカール・フィリップには、他のことをするチャンスができました。今、私はもうあまり公務をしていませんし、するべきではありません」。そのためこのスキンケアラインの話があったときに「『やります!』と言ったのです」。

ちなみに王女のビジネス活動を支持する声もある。特に、公爵夫人の肩書を使ってブランドを立ち上げたメーガン妃と比較し、王女が称号を使わないと宣言したことを評価する意見も多い。今回のインタビューから、王女がこれからもビジネス活動を続けていくと推測するマスコミも。これからの活躍を楽しみにしたい。