AFX通信によると、米国通信システム大手クアルコムは13日、半導体部門のトップを務めるサンジェイ・K.・ジャ博士をCOO(最高執行責任者)に据え、複数の主要部門を統括する取締役副社長に米携帯大手スプリント・ネクステルのレン・J・ラウア元COOを迎える人事を発表した。

  ジャ博士は今後、引き続き半導体部門クアルコム・CDMAテクノロジーズ・グループ(QCT)のプレジデントを務める一方、クアルコムの研究開発(R&D)部門と高速無線通信技術「Flash-OFDM」を保有するクアルコム・フラリオン・テクノロジーズを監督する。

  また、ラウア氏は、携帯事業部門に加え、クアルコム・MEMS(微小電気機械)テクノロジー、政府向け技術部門、移動体通信事業者向けのサービスを提供する子会社メディアフローUSAを統括する。同氏は今年8月にスプリント・ネクステルを退社している。【了】