全長5m級! 日産「新型セダン」まもなく登場! 250馬力超えの「斬新“ツルツル”顔モデル」! 美麗なクーペボディもイイ新型「N7」25年上期より中国で発売
流行りのデザインも取り入れた新型「N7」とはどんなクルマ!?
日産が中国市場向けに2025年上半期中の投入を予定している新型セダン「N7」に関して、詳細が中国の政府系サイトより判明しました。
新型N7とは、いったいどのようなクルマなのでしょうか。

日産の新型N7は、2024年11月に開催された「広州モーターショー2024」で発表された中国向け純電動セダンです。
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同年4月の「北京モーターショー2024」で日産は、BEV(バッテリーEV:電気自動車)、PHEV(プラグインハイブリッド車)あわせてコンセプトモデル4車種を発表しましたが、そのうちの「エポック コンセプト」の市販モデルがN7となります。
製造と販売は、日産と東風汽車の合弁会社「東風日産」が担当します。
ボディサイズは全長4930mm×全幅1895mm×全高1487 mm、ホイールベースが2915 mmとなり、北米や中国で販売しているセダン「アルティマ」よりも少し大きい印象です。
N7は日産の完全独自開発ではなく、ボディ形状やホイールベースから東風汽車の電動セダン「eπ007」をベースにしていると予想されています。
形状は4ドアセダンとなるものの、流行りのクーペ風スタイリングを取り入れた緩やかなルーフのシルエットが特徴的です。
また、サッシュレスドアや内蔵式のドアノブといった昨今の中国ブランドBEVの流行要素も盛り込んでいます。
フロントマスクは上部左右を一直線に繋ぐLEDデイライトが目をひきます。その下のLED加飾と合わせて710個のLEDセグメントを採用しており、文字や模様などを自在に表示できるとのこと。
パワートレインに関しては依然として未発表でしたが、今回、一部スペックが中国政府機関のウェブサイトより確認されました。
この情報が判明したのは、中華人民共和国工業情報化部(通称:工信部)の公式サイトです。
工信部は日本でいうところの経済産業省や総務省の業務を扱う機関となり、中国では自動車メーカーが中国国内で製造する新型モデルを正式発表する前に、その情報を工信部に届け出る必要があります。
新たに明らかとなった情報からはバッテリーの仕様が判明し、日産 N7は少なくとも58kWhと73kWhの2種類が用意される見込みです。
航続距離は中国独自のCLTCモードでそれぞれ510〜540km/625〜635kmと記載されていますが、これの7〜7.5掛けが現実的な数値となるでしょう。
また駆動用モーターは、ベースグレードで出力214hp、上位グレードで出力268hpという仕様で、どちらも前輪駆動となります。
新型N7は日産の命運を握る重要なモデルに!?
N7は日産初の中国専用設計となるBEVですが、中でも目玉機要素は中国の自動運転ベンチャー「momenta」と共同で開発した高度運転支援システムです。
中国メーカーの最新車種がこぞってアピールする「L2++」相当の「NOA(Navigation on Autopilot)」を搭載し、目的地をナビ上で設定するだけで、市街地や高速道路で車両が自ら発進・停止、右左折、分岐への自動進入といった操作を行なってくれるものとなります。

日産が2024年3月に発表した経営計画「The Arc」では、2026年度までに2023年度比で販売台数100万台増、そして16車種の電動車を含む30の新型車種を投入するとしています。
その中でも中国市場においては2026年度までに販売台数を20万台増やし、また2025年からは中国の現地合弁「東風日産」で生産したモデルの輸出を開始する予定です。
これに加え、中国向けに日産ブランド4車種を含む8車種のBEV・PHEVを投入する計画です。
その後、2025年2月に発表された2024年度第3四半期決算では、中国市場において前年同期比で9.1%の減少を経験するなど厳しい状況が続いています。
中国市場における低迷は、日産に限らず日本メーカーやドイツメーカー全体が経験しているものの、人気の高いEV車種(含PHEV・BEV)をなかなか投入できていない日産にとってはさらなる逆風と言えるでしょう。
変化のスピードが速い中国市場に適応するためには、中国での現地パートナーとの密な連携が鍵となります。
その成果として2025年上半期に発売予定のN7は、中国における命運を握る重要なモデルとなります。

