契約解除を発表したNewJeans

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 日本でも高い人気を誇る韓国の5人組ガールズグループ「NewJeans」のお家騒動が波紋を呼んでいるーー。

 11月28日、「ADOR」との専属契約解除を発表したNewJeans。BTSなどが所属する韓国大手の芸能事務所「HYBE」傘下である同事務所は、2021年にミン・ヒジン氏を代表に設立された。

「その翌年にデビューしたのが、NewJeansです。ADORに所属しているのは1組のみ。まさに、同グループのために設立されたのです。ミン氏は彼女たちのプロデュースに尽力したのですが……暗雲が立ち込めはじめたのは4月ごろでした。HYBEがミン氏を業務上背任の疑いで告発状を提出。8月には代表を解任されることになったのです。

 これを受けて、ミン氏という“育ての親”に信頼を置く5人は13日にADORに対してミン氏の復帰などを要求する内容証明を送付。14日以内に受け入れられない場合は契約解除すると主張しました。しかし事務所側は、ミン氏の復帰については『難しい』と内容を受け入れられることはなく、NewJeans側は緊急会見を開き事務所を去る決断に至ったのです」(芸能記者)

 11月29日には『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演し、そして12月30日に放送される『第66回輝く!日本レコード大賞』(TBS系)では2年連続の受賞となるなど、日本での活動が目まぐるしいNewJeansの退所騒動にX上では心配の声が相次いでいる。

NewJeansNewJeansという名前を使えるのか、既存曲を歌えるのか、どうなってしまうんだろう 色々心配ですが応援しています》

《「契約書と育ての親」韓国アイドルグループNewJeansの独立騒動で揺れている 育ての親がクビになってそれを追随すると言う感じ 日本で言うSMAPの時と似ている》

NewJeans契約解除報道、どうしてもSMAPを思い出す》

 芸能ジャーナリストはドロ沼裁判後の“結末”についてこう示唆する。

韓国では、専属契約期間途中の一方的な解除は“違約金”が発生する可能性があります。世界的に活躍している彼女たちが背負う金額は数百億円とも言われており、減額や違約金ナシにするには訴訟は避けられないでしょう。また、グループ名に関しては、会社に商標権があることから今まで通りに使用するのは難しいと思われます。

 日本の芸能界での例では、2016年にSMAPのマネージャー・飯島三智氏が事務所を去ったことで、メンバーの稲垣吾郎さん、草磲剛さん、香取慎吾さんも次々とジャニーズ事務所を退所し飯島氏が代表を務める事務所に移籍しました。グループも解散し、『新しい地図』として再スタートを切った彼らですが、メディア露出は明らかに減りましたよね。

 場合によってはNewJeansも、似たような道を進むことになりかねません。裁判の結果次第ですが、多額の違約金とグループ名変更を余儀なくされた場合、これまでと同じように活動するというのは非常に難しいでしょう。メンバーはまだまだ若いし、あまりにも“残酷な結末”ですが……」

 騒動の行方を多くの日本ファンが固唾を飲んで見守っている。