新タワーのイメージイラスト(提供:東武鉄道)

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新東京タワー」の事業主体である東武鉄道<9001>と同社が全額出資する新東京タワー(東京都墨田区、宮杉欣也社長)は24日、新タワーのデザイン案を発表した。

 新タワーは首都圏の地上デジタル放送用電波塔。高さは従来の計画通り地上610メートルで、日本刀や伝統的な日本建築にみられる緩やかな曲線「そり」と「むくり」を意識し、タワーの頂上から足元に向かって連続的に変化するデザインとした。展望台も計画通り地上350メートルと同450メートルの2カ所に設ける。また、足元部分を三角形で構成することで、周辺への圧迫感に配慮しつつタワーの安定が得られるようにした。

 デザインコンセプトは◆時空を超えた都市景観の創造◆まちの活性化への起爆剤◆都市防災「安全と安心」への貢献──の3点。日本の伝統美と近未来的デザインの融合や、新タワー周辺地域の活性化、耐震性や耐風性に優れた構造などを目指した。

 同デザイン案は建築家の安藤忠雄氏と彫刻家の澄川喜一氏(元東京芸大学長)が監修した。東武と新東京タワーでは、両社が7月に行ったアンケート結果も両氏と設計を担当した日建設計(東京都千代田区、中村光男社長)に伝えたという。

 アンケート結果(応募総数5079人)によると、「新タワーに求めるもの」は「景観との調和」が3281人でトップ。「デザインのモチーフ」は「未来的」や「日本的」といった項目に票が集まった。「新タワー周辺に欲しい施設」では「ショッピングモール」、「美術館・博物館・水族館」を望む声が多かった。

 東武と新東京タワーは今後、2006年度中に基本設計を終え、07年度に実施設計、08年度に着工し、地上波放送がデジタル放送へ完全移行する11年度中の開業を目指す。【了】

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