AFX通信によると、米信用格付け会社S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)は20日、米ナスダック市場を運営するナスダック・ストック・マーケットの信用格付けの見通しを格下げの方向で見直すと発表した。現在の長期格付けは「投機的水準」とされる「BB+」。ロンドン証券取引所に対し、総額27億ポンド(約6000億円)で買収を再提案したことから、「借入金や銀行融資による資金の大半が買収に使用される」とし、財務基盤の弱体化する懸念から、同社の見通しを引き下げ方向で検討することになったとしている。

  ロンドン証券取引所との合併は費用削減や技術の共有による相乗効果が期待される半面、「好ましくない基盤での統合推進や追加的な費用負担の発生により、合併リスクの危険性が高まる」と見ている。ナスダックが買収の詳細を発表次第、改めて格付けを検討する考えだ。【了】

関連記事:
米ナスダックCEO:ロンドン証取買収に楽観的見通し=同証取が買収案拒否でも(11月21日)
米ナスダック、北欧の証券取引所を運営するOMXに買収提案か(9月12日)