忘年会シーズンで出欠人数の集計や日程調整で一苦労する幹事業務を支援する新しいSNS「ugosh」(アライドアーキテクツ提供)

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SNSが今年の幹事──。インターネット関連事業のアライドアーキテクツ(東京都渋谷区、中村壮秀社長)は、仕事の打ち合わせや飲み会、イベントなどの開催に必要な段取りを一括してできるソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「ugosh(ウゴッシュ)」(ベータ版)の無償提供を21日までに始めた。

 主催者が会員登録すれば、会員・非会員問わず誘いたい人に招待メールを送信でき、SNS上で出欠を一括確認。参加メンバーがカレンダー風のリストでそれぞれ都合のいい候補日を指定すると、全員参加できる日程が一目でわかり、決定できる仕組み。カカクコム<2371>が運営するレストランの口コミサイト「食べログ.com」とも連携し、会場もSNS上で検索・告知できる。先着締め切り制や主催者名を伏せる機能もあり、不特定多数の会員を対象にした企画への活用も想定しているという。

 また、会員登録すれば、参加メンバー同士で事前に掲示板での交流ができる上、イベント終了後に共有する参加者リストを使って、人的ネットワークを広げる助けにもなるとしている。

 同社では、「人と人が実際に会う場をより多く創出するためのIT活用をしたい」(中村社長)と考え、出欠人数の集計や日程調整で一苦労する幹事業務で、参加者が多いほどメリットが多く、開催後にも参加者間の人間関係が継続することを開発コンセプトとした。

 サイト内の広告や大規模イベントとのタイアップなどを当面の収益モデルとしており、ビジネスシーンでも活用できる法人向けサービスにも乗り出す計画。流行りのSNSにはいまいちハマリきれていないような20代後半から30代をターゲットに、間もなくピークを迎える忘年会・新年会など一大イベントの幹事や参加者など年内で1万人の会員獲得を目指す。【了】

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