AFX通信によると、米立体造影装置メーカー大手の3Dシステムズは、7-9月期決算報告書を期限内に提出しなかったため、ナスダックから上場廃止の警告を受けたことを明らかにした。同社では、監査委員会の調査で1-3月期と4-6月期の決算書に誤りが発見されたため、これを修正し、7-9月期についても見直しの作業を進めている。また、10-12月期を含めた通年の決算書が遅延するかどうかについては、まだ、見通しが立っていない状況だ。

  警告を受けて、3Dはナスダックの上場資格審査委員会に対し、上場廃止への異議申し立てを行う考え。同委員会が聴聞会を開催すれば、決定まで上場廃止は延期される。【了】