1区から異例大混戦 日体大平島が区間賞 国学院2位、青学大4位、駒大13位も15位まで10秒差 瀬古利彦氏驚く「史上稀にみる大接戦」
「全日本大学駅伝」(3日、熱田神宮〜伊勢神宮=8区間106・8キロ)
大学三大駅伝の第2戦が行われ、1区はスローペースな展開で、終盤まで大きな先頭集団での異例の混戦レースとなったが、日体大の平島龍斗(3年)が28分18秒で区間賞を獲得した。国学院大が2秒差の2位、青学大は4秒差の4位、駒沢は7秒差の13位で2区につないだ。15位の札幌学院大までが10秒差、20位の立命大まで14秒差の大混戦となった。テレビ朝日の中継で解説を務めた瀬古利彦氏は「史上稀にみる大接戦になりましたね」と語った。
今年1月の箱根駅伝覇者で6年ぶり3度目の優勝を狙う青学大、5連覇を狙う駒大、出雲駅伝の覇者で、初優勝を狙う国学院大の3強の争いと目される中で、エース区間の7区を3校とも当日変更。青学大は“駅伝男”太田蒼生(4年)、駒大は篠原倖太朗(4年)、国学院大は平林清澄(4年)を投入した。3人は10月の出雲駅伝でも最終6区で激突しており、平林が区間賞で優勝に導いている。