iPhone 16シリーズのソフトバンク回線における最大通信速度が案内!下り2.7Gbpsおよび上り159Mbpsに

ソフトバンクは27日、携帯電話サービス「SoftBank」における最新スマートフォン(スマホ)「iPhone 16」および「iPhone 16 Plus」、「iPhone 16 Pro」、「iPhone 16 Pro Max」(ともにApple製)のモバイルネットワークを利用した場合の最大通信速度(理論値)を案内しています。これにより、iPhone 16シリーズではソフトバンク回線にて下り(受信時)最大2.7Gbpsおよび上り(送信時)最大159Mbpsであることが明らかとなっています。

ただし、下りの最大2.7Gbpsはスタンドアローン方式の5G(以下、5G SA)を用いた場合で、ノンスタンドアローン方式の5G(以下、5G NSA)を用いた場合は最大2.6Gbpsとなり、逆に上りの最大159Mbpsは5G NSAを用いた場合で、5G SAを用いた場合は最大113bpsとなっています。また4Gでは下り最大838Mbpsおよび上り最大46Mbpsとのことで、既存のiPhoneシリーズと比べると、iPhone 15シリーズやiPhone 14シリーズとは5G NSAや4Gでは変わらないものの、iPhone 16シリーズでは5G SAの下りのみ高速化しています。

なお、5G SAの下り2.7Gbpsは山形県や福島県、山梨県、石川県、愛知県、大阪府の一部エリアで提供中で、提供エリアは減少する場合があり、5G NSAの下り2.6Gbpsは東名阪や福井県の一部エリアで提供中、4Gの下り838Mbpsは全国主要都市の一部エリアで提供中、5G SAの上り113Mbpsは北海道や福島県、東名阪、北陸の一部エリアで提供中、5G NSAの上り159Mbpsは北海道や東北、東名阪、北陸の一部エリアで提供中で、提供エリアは減少する場合があるとしています。

またSoftBankでは5G SAおよび5G NSAがともに提供されているエリアにおいては原則として5G NSA に優先接続するようになっていますが、iOS 18.0以上で利用の場合や設定画面から「5Gスタンドアローン」をONにした場合は、5G SAに優先的に接続されるとのこと。その他、SoftBankでは2024年2月〜3月(計測都市:青森市および宇都宮市、東京23区、川崎市、名古屋市、堺市、岡山市、広島市、徳島市、宮崎市)に実施した「iPhone 15」を用いた実効速度については下り118Mbps〜276Mbpsおよび上り17Mbps〜44Mbpsであると案内しています。


au回線におけるiPhone 16シリーズの送信時における最大通信速度

iPhone 16シリーズはAppleの新しいスマホで、昨年発売されたiPhone 15シリーズの後継機種で、iPhone 15シリーズと同様にベースモデルのiPhone 15とその大画面モデルのiPhone 15 Plus、そして上位モデルのiPhone 15 Proとその大画面モデルのiPhone 15 Pro Maxがラインナップされており、これまではiPhone 15とiPhone 15 Pro、iPhone 15 PlusとiPhone 15 Pro Maxは同じ画面サイズでしたが、新たにProモデルは大画面化されてiPhone 16が6.1インチ、iPhone 16 Plusが6.7インチ、iPhone 16 Proが6.3インチ、iPhone 16 Pro Maxが6.9インチとなっています。

またiPhone 15シリーズに続いて外部接続・充電端子にはUSB-Cを採用し、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxの本体左側面上部に搭載されている設定した特定の機能を素早く利用できる「アクションボタン」が標準モデルにも拡大されて4機種ともに備わっているほか、新たにiPhone 16シリーズには本体右側面下部に「カメラコントロールボタン」が搭載され、カメラの起動やズーム、各種設定の変更などが行えるようになっています。なお、4機種ともにアクションボタンを搭載したことによってそれまであった着信/消音スイッチは廃止されています。


iPhone 16とiPhone 16 Plusのカラーバリエーション



iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxのカラーバリエーション

一方、通信面では新たにiPhone 16シリーズでは共通してQualcomm製モデム「Snapdragon X71M 5G Modem-RF System」を搭載しており、iPhone 15シリーズが搭載していた「Snapdragon X70 5G Modem-RF System」と比べて販売される国・地域・通信事業者によっては最大通信速度(理論値)が向上しているとされていますが、今回、ソフトバンク回線では下りはiPhone 15シリーズより5G SAで利用した場合のみで高速化しており、上りはiPhone 15シリーズなどど変わらないことが明らかとなりました。

仕様としては携帯電話ネットワークは5Gおよび4x4 MIMOとLAAに対応したギガビットLTEやVoLTEに対応しており、日本で販売されるiPhone 16の「A3286」、iPhone 16 Plusの「A3289」、iPhone 16 Proの「A3292」、iPhone 16 Pro Maxの「A3295」における対応周波数帯は以下の通りで、SIMはnanoSIMカード(4FF)とeSIMを搭載したデュアルSIMかつデュアルeSIMに対応しています。その他、iPhone 16シリーズやiPhoneの現行モデルの価格などについては詳細な製品情報や保証外修理価格は『Appleが新スマホ4機種を発表!iPhone 16・16 Plus・16 Pro・16 Pro Maxが9月20日発売、9月13日21時予約開始。価格は12万4800円から - S-MAX』をご覧ください。

FDD-5G NR(バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n14、n20、n25、n26、n28、n29、n30、n66、n70、n71、n75、n76)
TDD-5G NR(バンドn38、n40、n41、n48、n53、n77、n78、n79)
FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、32、66、71)
TDD-LTE(バンド34、38、39、40、41、42、48、53)
UMTS/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)
GSM/EDGE(850、900、1,800、1,900MHz)


記事執筆:memn0ck


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