ファーム最終戦で本塁打を放った山崎

写真拡大

 「イースタン、ヤクルト5−4オイシックス」(29日、戸田球場)

 今季限りでの現役引退を発表したヤクルト・山崎晃大朗外野手(31)が「1番・中堅」で先発出場。チケットは完売、土手にまでたくさんのファンが駆けつけた中、ファーム最終戦で2打席目に惜別の本塁打を放って、最後まで笑顔を貫いた。

 この日はフル出場の予定だったが、2打席目に本塁打を放ったところで「いい終わり方で終わりたい」と交代。その後はイニング間のキャッチボール相手でグラウンドに現れる度に何度も声援が飛び交い、手を振るなど終始笑顔で最終戦を終えた。

 試合後には塩見、太田から花束が贈られてまた笑顔。塩見から「おめでとう」とねぎらいの言葉をかけられ、「前髪出してちょっと気持ち悪かったんですけど、そのおかげで泣かずに済んだというか、笑いながら僕らしく清々しく終われた」と最高のライバルに感謝した。

 ファンへのあいさつでは、「このままファームで終わってしまうのもちょっと悲しいので、3日神宮球場に行かせていただくことになりました」と10月3日のホーム最終戦で1軍に合流することをサプライズで発表。「試合に出るかはちょっとわからないんですけど、最後の最後まで一生懸命プレーしたいと思いますので、最後の1試合もたくさんの声援を宜しくお願いします」と締めくくった。