先発し力強いボールを投げ込む前田純(撮影・冨永豊)

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 ◆日本ハム2―6ソフトバンク(29日、エスコンフィールド北海道)

 ソフトバンクの倉野信次投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)が、初登板初勝利を挙げた前田純を高評価した。

 前田純は6回を投げ、3安打無失点。二塁を踏ませない圧巻の投球だった。

 倉野コーチは「想像以上でしたね。(7月に)支配下登録されてからファームを含めて一番良かったんじゃないかと思います。初登板とは思えない落ち着きがあった」と目を細めた。ポストシーズンの登板についても「ゼロではないです。当然、競争の輪の中に入ってきたというところ。あとは(他の投手との)比較ですね」と説明した。

 さらに倉野コーチは「前田純に関してはファームの勝利だと思います。育成からステップアップして、今年はファームで10勝した。支配下登録されて1軍で勝利するわけですから。完全にファームの勝利だと思うので、本人はもちろん、ファームのスタッフにすごく感謝しています」と話した。