モニター映像で不発弾の処理作業を見守る関係者=29日午前、那覇市

 陸上自衛隊は29日、那覇市首里山川町の住宅街で、太平洋戦争末期の沖縄戦で米軍機が投下したとみられる不発弾を処理した。市は、現場から半径約280メートル以内の住民ら約1400人を避難対象とし、付近の主要道路を通行止めにして安全を確保した。

 作業は午前10時45分ごろ始まり、市が地面を掘るなどして築いた「処理壕」に隊員がクレーンで移動させ、約1時間で信管を取り外す作業を終えた。